教育

Let's プログラミング 最終回

なんでロボットって動くの? 自分で組み立ててみよう!

(2018年3月1日号掲載)

ロボットってどうやって動いているのか、疑問に思ったことはありませんか?浜松市の「こどもテクノクラブ」は、バラバラの部品からロボットを組み立てることで、IT技術の神髄を子どもたちに伝えています。

ものづくりの魅力に気付く

自分で作った機体に合わせてプログラムを作っていく。世界に一つだけのロボットが完成だ
子どもたちが組み立てた、個性豊かなロボットたち

2020年に小学校で「プログラミング教育」が必修化されることもあり、巷では多くのプログラミング塾が開かれるようになりました。そんな中、キットに頼らず、ロボットを1から作り上げるユニークな教室があります。NPO法人浜松ものづくり工房が運営する「こどもテクノクラブ」です。

教室は月2回、静岡大学内で開講。子どもたちが作っているのは、地面に書かれた黒線に沿って走り、決められたゴールへ自動でたどり着くロボットです。タイヤで移動する車型の機体ですが、姿かたちは子どもごとに違っていてなんとも個性豊か!

一般的なプログラミング教室は、誰でも手軽に組み立てられる市販のロボットキットを使うのが主流。ですが、この教室では、モーターやセンサー、タイヤなどの部品を自分の好きなように組み合わせ、その上でプログラミングを行います。

ロボットの頭脳に当たる部分は、子どもの教育用に開発された小型コンピューター「Raspberry pi(ラズベリーパイ)」を使用。プログラミングはScratchと呼ばれる子供向け言語を使って、ロボットへの命令文を作成します。

キットであれば簡単に組み上がる機体も、手作りだと寸法を測ったり、歯車の歯数を計算したりと大変。ですがその分、ロボットの動く仕組みを肌で体感することができます。教室に通う藤本千尋さん(小学5年)は「いろいろな部品を組み合わせて作るのが楽しい。センサーの感度を調整して、もっとうまく走らせたい」と意欲的です。

同クラブ代表の津田裕一さん「既存のキットを使うよりも、安く自由に楽しめる。自分で考えて作り上げることで、コンピューターがどのように動いているのかを理解できるようになります」と語ります。頭の中に思い描いたものを、自分の手で形にしていく。そんな、ものづくりの魅力を、プログラミングを通して楽しんでいる子どもたちです。

取材協力/NPO法人浜松ものづくり工房

◆こどもテクノクラブは3月18日(日)、静岡大学浜松キャンパス情報学部2号館で「平成30年度基礎コース」の受講説明会を開催。時間は14:00~、15:00~、16:00~の各回30分。詳細・申し込みは下記URLまで。
URL http://www.npo-hmk.org/