教育

母校の自慢行事 第64回

浜松市立 舞阪中学校

(2017年10月5日号掲載)

浜松市立舞阪中学校にはヒーローがいます。その名も「いじめ茶だめマン」。いじめ防止のために生まれた、生徒発案のマスコットキャラクターです。

舞阪中のヒーロー「いじめ茶だめマン」。
いじめ防止啓発活動のほか、校内パトロールなど多岐にわたって活躍中!

みんなの心を一つに。いじめ茶だめマン、参上!

いじめは絶対許さない!平成25年、舞阪中学校で一人の英雄が産声を上げました。湯呑の頭にウナギのマフラー、富士山が描かれた緑茶色のマント、そして胴体にあしらわれた巨大な「舞」の一文字。地元の名物要素をこれでもかと詰め込んだヒーロー「いじめ茶だめマン」です。

誕生のきっかけは、当時の保健委員が行った人気投票。「いじめ撲滅」をテーマにマスコットキャラのイラストを募集し、全校生徒の投票によって「いじめ茶だめマン」が選ばれました。活動を盛り上げようと、手作りで着ぐるみも製作。あいさつ運動や募金活動、体育祭など、さまざまな行事に登場し、今や学校には欠かせない存在になっています。

いじめ茶だめマンの数ある任務の中でも、最も大切なのは「なくそういじめ舞阪ルール」の普及です。これは、学校独自で定めたいじめ撲滅の約束のこと。「人の悪口を言わない」「一人で悩まず、誰かに相談する」といったルールを、生徒会メンバーとの寸劇を交えながら全校生徒に啓蒙しています。

さらに今年は、生徒会を中心に「ありがとうキャンペーン」を実施。全校生徒が友達に向けて感謝の気持ちを紙に書き、廊下の壁に貼り出しました。一人ひとりが友達の良いところに注目することで、いじめの発生を防ぐことが目的です。

生徒会長の渡邊竣介君(3年)は「いじめ茶だめマンが活躍することで、学校からいじめがなくなってほしい。地域の人たちにも親近感を持ってもらえるように頑張りたい。家康くんに負けないぐらいの、地域を代表するキャラクターにしていきたいです」。 年々、活動は盛んになり、近年はシールやティッシュ、クリアファイルなどのオリジナルグッズも制作。地域の幼稚園や小学校に出張すれば、たくさんの子どもたちが集まってきます。舞阪地域を一つにする人気者、それが「いじめ茶だめマン」なのです。

舞阪幼稚園に出向き、園児たちとふれあう。子どもたちの人気者だ
小学校のあいさつ運動にも参加。直虎ちゃんともコラボした
学校で年に1度出る「いじめ茶だめマン給食」。お茶やウナギなど、衣装にあしらわれている食材がいっぱい