グルメ

JA遠州中央 季節の味 - 第2回

日本の文化を支える食材 もち米

(2017年11月9日号掲載)

JA遠州中央管内で作られている旬の農産物をピックアップして紹介していきます。第2回は、祭りや祝い事など日本の伝統行事と深い結び付きのある「もち米」です。

建前の投げ餅や赤飯、中秋の月見団子、正月の鏡餅など祝い事や供え物に使われる食品の原料となる「もち米」。日本では餅や団子はハレの日に欠かせない食べ物として扱われてきました。

伝統文化として、一般の各家庭や自治会などで餅つきが行われるなど、遠州地域では古くからもち米作りが営まれてきました。袋井市で代々米作りを行う鈴木康功さんは、広大な田園の一部を使って、程よい粘り気と食味が特徴のもち米「ヒヨクモチ」を生産しています。

生産者の鈴木康功さん

ヒヨクモチは、コシヒカリなどのうるち米より生育に時間がかかる晩生種のもち米。作る際には、もち米にうるち米が混入しないように、田植えの時期や田んぼの配置に細心の注意を払います。また刈り入れの際には同じコンバインなどを使うので、機械や道具類の小まめな清掃も必須です。

「誕生日や祭りなどイベントや行事の際には、もち米を使って赤飯を作り、家族で味わっています。日本の伝統的な食文化としても、みなさんにもっともち米を食べてもらえたら」と鈴木さん。

年間に約95トンのもち米を取り扱うJA遠州中央。磐田市見付の本店にある、県西部のJAで唯一の「もち工房」では、管内のもち米を使って投げ餅やのし餅、鏡餅の製造をしています。添加物を一切使っていないため、もち米の本来の味と白さを堪能でき、おいしいと評判です。

鏡餅が飾られたり、お雑煮などが食卓に並んだりするまで、あとふた月。古くから愛されてきた文化に思いを馳せながら味わってみるのも良いですね。

手軽にできるおすすめレシピ もちのきんちゃく焼き

【材料】(4人前)
  • 切り餅:4個
  • 油揚げ:4枚
  • 納豆:1パック
  • 小ネギ:2本
  • ピザ用チーズ:大さじ8
  • ダイコン:1/3本
  • しょうゆ:少々
【作り方】
  1. 切り餅を2つに切る。
  2. 油揚げは2つに切って、袋状に開く。
  3. 納豆を箸で混ぜ、小口切りにした小ネギ、チーズ、切り餅とともに油揚げに入れてつまようじで止める。
  4. フライパンで③を焼いて餅が柔らかくなったらできあがり。
  5. しょうゆと大根おろしでいただく。
ファーマーズマーケット 見付どっさり市
磐田市見付3599-1 0538-36-7081
9:30~18:00
休:年始、盆明け

取材協力