メスを使わない視力矯正オルソケラトロジー
”裸眼で見えること“は、視力が弱い人にとってあこがれ。でも手術は怖いし…という人は少なくありません。そこで今回は、本田眼科医院(浜松市中区旭町 TEL053-455-0863)の本田実院長に、手術をしない視力矯正「オルソケラトロジー」について教えていただきました。(2008年2月14日号掲載)
角膜の形を整える 手術をしない矯正法

オルソケラトロジーとは特殊な形状のコンタクトレンズで角膜の形を変える視力矯正法です。近視は、目に入った光が網膜より手前で焦点を結んでしまい、物がぼやけて見える状態。治療用コンタクトレンズで角膜を正常な形に整えていくのがオルソケラトロジーです。

オルソケラトロジーの仕組みはコルセットのようなもの。夜寝るときに治療用のコンタクトレンズを装用するだけで、角膜が柔らかい若い人なら3日ほどで最高視力が得られ、昼間は裸眼で過ごせるようになります。角膜が硬い高齢者などは反応が遅く、数カ月かかることも。レンズを装用しないでいると角膜の形は元に戻ってしまいますが、定期的な装用で安定した視力を保つことができます。角膜を削る手術は怖いけれど眼鏡やコンタクトレンズはわずらわしいという人にはぴったりの治療法といえるでしょう。
中度の近視までが◎ 費用は約30〜40万円

効果が出やすいのは中程度の近視まで。強度近視や乱視がある場合は効果が出にくく、ある程度の回復で止まることが多いのです。費用は視力や目の状態によって違いますが30〜40万円ぐらい。これは最初の一年だけで、視力が回復したあとは状態を確認するための診察料のみ(年3回、1回当たり1000〜2000円が目安)となります。気になる副作用は角膜びらん(傷が付くこと)や結膜炎など、普通のコンタクトレンズと同様と考えてよいでしょう。きちんとケアをして清潔にしていれば特に心配はいりません。
視力矯正の方法は眼鏡やコンタクトレンズ、外科的手術やオルソケラトロジーまで、多様化しています。まずは医師に相談し、目の状態や生活に合う方法を選びましょう。













