寝たきり患者の天敵! 床ずれ
ベッドに寝たきりや、車いすに座りきりの方に対して気をつけなければならない床ずれ。症状や予防法に憑いてニチイ浜松校(浜松市中区鍛冶町 TEL053-458-3345)の講師で介護拭く獅子の岡崎美砂さんに伺いました。(2008年2月14日号掲載)
皮膚が壊死(えし) 腰、おしりに注意

床ずれ(褥瘡=じょくそう)はベッドに寝たきりの方や、車いすに一日中座っていなければならない方に起こりやすい症状。例えば寝返りも打てずに一日中寝ていると、体や寝具の重みで腰やおしり、かかとなどが持続的に圧迫されることになります。その結果、血液循環が悪くなり、皮膚が死んでしまうのです。その傷害はひどくなると筋肉や骨にまで及ぶことも。
発生原因は圧迫以外にもあります。おむつの交換が不適切だと蒸れて菌が発生し、引き金になるケースがあります。また栄養不足では皮膚を再生できないので悪化を助長することにつながりかねません。
予防法はとにかく体位を変えること。2時間おきに動かすのが理想的とされていますが、家庭で行うのはかなり大変です。ホームヘルパーや看護師と相談しながら患者にとってより良い方法を探りましょう。
転ばない体を維持 ”動かす“が大事

そもそも、寝たきりになってしまう原因を取り除かねばなりません。病気の方もいますが、転倒による骨折がきっかけで寝たきりに…という高齢者も多いそうです。一度転んでけがをすると左図のような悪循環が生まれてしまいます。
これを阻止するためには日々の運動がとても大切。「畑仕事をしているから大丈夫」「家事だって運動よ」という方もいるでしょう。でも、この場合同じ筋肉しか使われていないことがほとんど。意識的に運動することで、日常生活では使わない筋肉も鍛えましょう。目標は「毎日続けること」。その成功の秘けつは(1)高い目標を立てず、日課として取り入れられるものを選ぶ(2)同世代の元気な人を見つけ、気持ちを盛り上げる(3)仲間や家族と一緒に励まし合いながら行う(4)「自信がない」という弱い自分を受け入れる、の四つです。













