ジェネリック医薬品で医療費削減
テレビコマーシャルも流れ、耳にすることが多いジェネリック医薬品。どんなもので安全性はどうかなど、社団法人浜松薬剤師会(浜松市中区鴨江2丁目 TEL053-455-2976)の笹田庸子会長に伺いました。(2008年3月13日号掲載)
安価がメリット 処方箋の様式が改定

製薬会社が新しい薬を開発して市場に出回るまでには、膨大な費用がかかります。そのため一定期間(6〜10年)は特許で権利と利益を保護。その期間が終わるとほかの製薬会社も同等の薬を作ることができるようになります。それがジェネリック医薬品です。開発費用がかからないため安価で入手できることが患者にとっての大きなメリット。医療費が高いアメリカでは約50%の使用率といわれています。
日本は保険制度が充実していることもあって、これまではあまり普及していませんでした。しかし普及すれば国の医療費を抑えることにもつながるため、近年は厚生労働省が切り替えを推進しています。今年の4月から処方せんの様式が改定。ジェネリック医薬品への切り替えに必要だった医師のサインが不要になり、”不可の場合のみサイン“と変更になります。
安全性は国が保証 知識と理解が必要

ジェネリック医薬品は先発医薬品と同一同量の有効成分を使用していますが、まったく同じものではありません。安全性は国の審査で保証されているものの、添加物(溶解剤、色素、保存料など)に多少の違いが認められています。そのため、小さく飲みやすくするなど後発であるからこその工夫を加えることもできますが、注意したい点があるのも事実。添加物の違いによって、効き目の現れ方やアレルギー、副作用の出方が異なることがあります。切り替えるときは効能をよく確認してください。
感受性が敏感な人の場合は、効きが悪い気がする、気分が悪くなるなど精神的な作用も無視できません。この問題の大半は、ジェネリック医薬品に対する知識や理解を深めて安心することによって解決します。自分で調べるほか、医師や薬剤師と相談し、充分に納得した上で切り替えるとよいでしょう。













