特定健診でメタボ予防!
4月から始まった特定健診・特定保健指導。「普通の健康診断とはどこが違うの?」と疑問に思っている方も多いことでしょう。実は近ごろ話題のメタボリック・シンドロームと深い関係がある健診なのです。(2008年4月10日号掲載)
危険度を判定 3段階に分類

メタボリック・シンドロームとは、内臓の周りに脂肪が蓄積している内臓脂肪型肥満に加え、高血糖、高血圧、脂質異常などの危険因子が複合している状態のこと。放っておくと動脈硬化を引き起こし、心臓病や脳卒中を招くおそれがあります。厚生労働省によればなんと40〜74歳の男性で2人に1人、女性は5人に1人がメタボリック・シンドローム該当者、もしくはその予備群であるといわれています。
この状況を憂慮して、政府は平成20年度からメタボ予防・改善に特化した健康診断を行う制度を作りました。それが「特定健診・特定保健指導」です。対象は医療保険に加入している40〜74歳全員で、専業主婦などの被扶養者や自営業者も含まれます。内容は、まず受診者の生活習慣、身体状況や腹囲をチェックし、定められた基準によってメタボ危険度を判定。危険度は(1)問題なし(2)メタボ予備群(3)メタボ該当者という三つの段階にほぼ準じて分類され、それぞれのレベルに応じて「情報提供」「動機づけ支援」「積極的支援」が、医師や保健師ら専門家によって実施されます(「情報提供」は全員が対象)。
専門家と二人三脚で生活を改善
健診を終えると、結果表と「情報提供」により、自分の身体状況を知ることができます。特に問題がない人はそこで終了です。「動機づけ支援」と判断された場合は面接による支援が行われ、専門家の助言をもとに今後の行動計画を作成していきます。例えば「6カ月で体重を3kg減らす!」という目標を設定し、それを達成するために「毎日30分歩く」などの計画を立てる、といった具合です。「積極的支援」と判断された場合は面接による支援にプラスして、専門家との電話やメールのやりとりなど細かい支援が3カ月以上継続的に行われます。
特定健診・特定保健指導の費用は各医療保険で異なり、無料のところもあればある程度は自己負担になるところもあるようです。しかしメタボ改善は、将来予想されるさまざまな病気を予防することにつながります。特定健診で現在の生活習慣を見直し、健康を自己管理できるようになりましょう。
(協力・SBS静岡健康管理センター)













