乳がん検診で安心の第一歩を!
乳がんは現在日本では25人に1人の確率で発症し、40~50代女性の死亡原因1位となっています。そこで乳がん早期発見のための検診の必要性に付いて神崎外科クリニック(浜松市中区和合町 TEL053-412-6220)の神崎正夫院長に伺いました。(2008年5月29日号掲載)
積極的に受診を 公的制度も活用

厚生労働省によれば乳がんにより死亡した女性は2006年で1万1177人。特に40~50歳が多く、患者の数は毎年増え続けています。一方、乳がんは早期発見することで8~9割が助かるといわれています。そのため、治癒率を高め乳がん死を減らすには検診を受けることが必要なのです。
現在行われている乳がんの集団検診は、視触診とマンモグラフィー(乳房エックス線撮影)の併用が代表的ですが、これらは総合病院の付属の検診センターなど専門の医療機関で受診できます。会社勤めをしている方は定期的に検診が実施されますが、専業主婦は自主的に受けなくてはなりません。そこで利用したいのが浜松市の乳がん検診制度。浜松市は40歳以上の女性を対象に2年に一度、偶数年齢の年に受診料を補助する受診券(はがき)を送っています。受診したい時は浜松市で登録している医療機関(*)へ予約をしてから、受診券を忘れずに持って行きましょう。
自己診断で早期発見 症状あれば専門医へ

早期発見するためにはもう一つ大切なことがあります。それは定期的に自分で乳房を触り、しこりがないかチェックする自己検診です。乳がんの自覚症状は痛みではなく、しこりが大部分です。次の検診までは自己検診を習慣にしましょう。タレントの山田邦子さんが乳がんに気づいたのも自己検診がきっかけでした。彼女は乳がんの自己触診の仕方を見て、自分で試したことが早期発見につながったのです。乳がんは自分で発見することができるがんなのです。
しこりでなくても、なんらかの症状や異常を感じたら、すぐに乳腺外来あるいは外科を受診し異常がないか相談しましょう。乳がんも良性のしこりも自覚症状はほとんどないため、乳房を触らなければ、しこりは発見できないのです。そして今は検診で器械(マンモグラフィー・超音波検査)を併用することで、手で感じることのできない状態でも病気を発見できるようになっています。集団検診と定期的な自己検診はもちろん、必要であれば専門の外来での検査を進んで受ける意識を持ちましょう。













