虫歯と違うの?知覚過敏
虫歯はないのに冷たい水を飲むと歯がしみることはありませんか。それは知覚過敏かもしれません。知覚過敏の症状や対処法、虫歯との違いなどについて、市川歯科(浜松市東区有玉西町 TEL053-434-6700)の市川恭大院長に伺いました。
根元の欠損が原因 虫歯への発展も

知覚過敏とは冷たいものや熱いものを飲んだ時や歯磨きの際に、歯がしみる現象のことです。通常、歯の表面はエナメル質という固い組織に覆われていますが根元の部分の象牙質にはそれがありません。そのため歯肉が下がると露出した象牙質が削り取られ、そこから神経に刺激が伝わってしみるということが起こるのです。
これは「歯磨きが強すぎる」「かみ合わせが悪い」など歯に過度の負担をかけることで発症します。また歯周病などで歯肉が弱っている時に起こる可能性も。軽い症状であれば、自然に治る場合もありますが、刺激を受けすぎると神経が炎症を起こしてしまいます。放っておくとしみ始めてから5~10分ほど痛みが続く時もあり、最悪の場合は神経を取らなければなりません。
専門家でない限り、知覚過敏と虫歯の違いは分かりにくいもの。虫歯は歯が溶けた状態で、ズキズキとした痛みを伴います。知覚過敏の場合、歯自体はきれいな人が多く、しみるのも一過性のものです。また、削り取られた部分に歯石が溜まったり歯がすり減っていったりすると、虫歯になる場合があります。
磨き過ぎに注意 軽くても歯科医へ

知覚過敏を予防するには歯磨きをする際に力を入れすぎないように気をつけること。固い歯ブラシの使用も控えましょう。また、研磨剤が含まれている歯磨き粉の使用は、歯の表面を削りとることになるので注意が必要です。現在、研磨剤が使われている歯磨き粉は少なくなりましたが、ヤニ取り用などには含まれています。使う量を少なくしたり、回数を減らしたりして使いすぎないようにしましょう。
治療方法は原因によって変わりますが、歯の表面をコーティングしたり詰め物をしたりして刺激を遮断するのが一般的です。食いしばりや歯ぎしりが原因の人は防止用のナイトガードを作る必要があるかもしません。軽い症状のものであれば1回の治療で治ることもあるため、ちょっとしみる程度でもかかりつけの歯科医院に相談することをお勧めします。













