子どもを襲うプール熱
子どもたちが大好きなプール遊びの季節もいよいよ本番。そこで、覚えておきたいプール熱の症状や予防法について小島医院(浜松市中区曳馬2丁目 TEL053-461-7682)の小島真理子院長に話を聞きました。(2008年7月10日号掲載)
のど、目、熱が判断のポイント
プールでうつる感染症といえば、水いぼ、あたまじらみ、水虫などありますが子どもにとって一番身近でこわいのがプール熱と呼ばれる咽頭結膜熱(いんとうけつまくねつ)です。主な原因はプールの水を介してウイルスが結膜から感染するためで、5~7日の潜伏期の後にのどの痛み、結膜炎、5日前後の高熱という症状に見舞われます。また頭痛や吐き気、腹痛、下痢を伴うこともあります。最も感染しやすいのは3~6歳の幼児ですが、免疫がない人は年齢に関係なくうつるので、大人も油断は大敵です。
プール熱の大変な点は、特効薬がなく抗生物質も効かないということ。高熱の際には水分をしっかり取って安静にするなど、症状に合わせた対症療法で様子を見守ることになります。最近はプール熱かどうかがすぐに判断できる「迅速診断検査」もできるようになりました。のどの痛み、目の充血、目やに、高熱などプール熱を疑う症状が見られる際には、すみやかにかかりつけの小児科で受診しましょう。
シャワーと規則正しい生活で撃退
プール熱はプールの水を介しての感染が一番ですが危険はあらゆる場所に潜んでいます。プール熱の子どもが使用したタオル、目をこすった手で触れたもの、便からもウイルスが排せつされますから、おむつやトイレにもウイルスのいる恐れがあるわけです。プール熱にかからないためには、まずプールの前後に必ずシャワーを浴びること。ほかに「プールから出た時に目の洗浄や点眼をする」「友達同士や家族間でタオルの共有はしない」「タオルはしっかり日光に当てて乾燥させる」「外から帰ったらうがい手洗いをする」などの注意点もあります。また、もしプール熱に感染してしまったら、症状が治まった後も2日は幼稚園や学校を休ませ、プールも一週間は休みましょう。
猛暑が予想されている今年の夏、気温が高くプールの利用が増えればプール熱の流行は必至です。まずはウイルスに打ち勝つ強い体を作るために、規則正しい生活と、バランスのとれた食事、十分な睡眠を心がけて、楽しいプールでの思い出を作ってください。













