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正しい知識で対応を子供の食物アレルギー

人々の食に関する関心が高まっている現在。子供が口にするものに気を使っている家庭も多いのではないでしょうか。そこで子供の食物アレルギーについて、かわだ小児科アレルギークリニック(浜松市中区曳馬6丁目 TEL053-475-8111)の川田康介院長に話を伺いました。(2008年8月21日号掲載)

皮膚や呼吸器に発症

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食物アレルギーとは体の中の免疫細胞が、食べ物の成分と反応して起こる症状のことです。国民の約3人に1人は何らかのアレルギー疾患を持っているといわれている現代。その中でも食物アレルギーの有病率は乳児で5〜10%、学童以降では1〜2%と考えられています。症状はじんましんなど皮膚に現れるのがほとんど。せきやぜんそくなど呼吸器に影響が出る場合もあります。


子供の食物アレルギーは鶏卵、牛乳、小麦が多く、この3種だけで全体の約60%を占めています(グラフ参照)。ただし、大豆や魚介類、野菜、果物など食べ物であればどんなものでも発症する可能性があるといえるでしょう。また、そばやピーナッツはアナフィラキシーショックが発症しやすい食物として有名です。アナフィラキシーとは複数の臓器でアレルギー反応が起こること。その影響から血圧が下がることをアナフィラキシーショックといい意識不明に陥る場合もあります。

皮膚や呼吸器に発症

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原因食品を調べる方法は血液検査が主流ですが、それよりも精度が高いものとして挙げられるのが食物経口負荷試験です。試験内容は問題となる食品を少しずつ食べさせて体の反応を見るというもの。この方法なら、どの食べ物が原因食品なのか確実に調べることが可能です。しかし、検査に時間がかかることや、医師側にある程度の経験が必要なため、まだ普及していないのが現状です。


食物アレルギーの根本的な治療法はまだ分かっていません。少しずつ原因食品を食べさせて慣らしていく免疫療法はありますが、まだ現実的ではありません。大切なことは食物アレルギーに対して正しい知識を持つことです。「鶏卵アレルギーだから魚卵も食べちゃダメ」「牛乳アレルギーだから牛肉もダメ」といった話をよく聞きますが、これはまったくの誤解。食べられるものはきちんと食べさせ、子供の食品摂取機会を減らすことのないよう気をつけましょう。

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