Home > 美容と健康 > 知りたい!元気の秘密 > 水ぶくれ&痛み帯状ほうしんにご用心

美容と健康

知りたい!元気の秘密

水ぶくれ&痛み帯状ほうしんにご用心

水ぼうそうのウイルスが再び発症することにより起こるといわれる帯状ほうしん。「単なる湿しん」と油断すると痛みが残ることもあるようです。さくらクリニック(浜松市中区布橋3丁目 TEL053-452-6567)の鈴木滋院長に話を聞きました。(2008年9月11日号掲載)

水ぼうそうと同じウイルス

genki080911A.jpg

帯状ほうしんとは皮膚に水ぶくれが帯状にできる病気です。これはウイルスが神経に沿って増えるためで多くの場合は痛みを伴います。体のどこにでも発症する可能性があり、部分によっては顔面や手足、腹筋などに神経まひ症状が起こることがあります。


帯状ほうしんは水ぼうそうと同じウイルスが原因です。水ぼうそうは一度かかると免疫ができるので、再び発症することはありません。しかしウイルスは体の中に残っていて、ストレスや疲労など免疫力が落ちたときに帯状ほうしんとなって現れます。



genki080911C.jpg

症状は(1)皮膚が赤くなる(2)水ぶくれができる(3)かさぶたになる(4)暗赤色になるの順で出現。これに伴い、痛みの感覚も徐々にかゆみに変わっていきます。皮膚症状は2週間程度で治りますが、痛みは1カ月ほど、時には数年間続くことも。皮膚に変化がある間だけでなく、その前後に痛くなる場合もあります。痛みのみで皮膚変化が起こらないものもあるようです。

高齢でかかると後遺症も

genki080911B.jpg

患者は20代と高齢者に多く見られますが、若い人の場合は症状が軽く、帯状ほうしんと気付かずに終わることも。反対に高齢になると症状が長引き、後遺症として痛みがずっと残る可能性が高くなります。また、一度かかっても再び発症する場合があるので注意が必要です。


症状は抗ウイルス剤を使用することにより和らげることができます。初期の段階で抗ウイルス剤を使用すれば、皮膚変化を抑え、痛みの予防も可能です。ただし、腎臓に負担がかかるため腎機能が悪い方には使えません。そのほか、痛みがあれば神経ブロックや鎮痛剤などの処置を施します。


予防法としてワクチン接種があるので、心配な方は受けておくとよいでしょう。患者の中には慢性的な痛みに悩んで、うつ病のような状態に陥る人もいます。単なる皮膚の病気だと思わずに、発症したら早めに皮膚科やペインクリニックで診てもらうようにしましょう。

ページの先頭へ