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知りたい!元気の秘密

「単なる風邪」とは大違い治りが遅い百日咳

感染すると治るのに時間がかかる百日咳。風邪とは違い激しい咳が出続け、治療にも時間がかかるといいます。にしお小児科(浜松市東区積志町 TEL053-431-1211)の西尾公男院長に話を聞きました。(2008年12月25日号掲載)

新生児・乳児は特に注意

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百日咳はその名が示すように「かかると長期間咳が出続ける」という病気。感染すると2〜3カ月の間、咳が出続けるのが主な症状です。原因である百日咳菌は咳を通して人から人へと感染。鼻や口から入り、のどで発症します。咳が止まらないのは喘息に似ていますが、百日咳の場合は痰が出ないという特徴があります。

 
症状は時間の経過とともに変化。感染初期はカタル期といって、咳や鼻水など風邪と似た症状が出始めます。これが3〜4週間後になると百日咳特有の症状が出現する痙咳(けいがい)期へ移行。5〜10回程度の激しい咳こみが続いたあと息を吸うとともに「ヒュー」という音が出ます。咳は夜中にひどくなる傾向があり苦しさのあまり吐いてしまうことも。6週間目以降は症状もピークを過ぎ、回復期が訪れます。


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特に注意したいのは新生児や乳児の場合。幼児以上の症状と違い、感染すると咳が出ないまま無呼吸状態に陥ります。脳症や肺炎、けいれんなどの合併症が起こりやすいのもこのころ。最悪の場合、命を落とすこともあります。


大人は症状に気付かないことも


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生まれたばかりのころは危険性が高いため、乳幼児期の予防接種が法律で義務付けられています。接種は生後3〜90カ月の間に3回実施。さらに3回目終了後から12〜18カ月後にもう一度追加接種を行います。用いるワクチンは「3種混合」と呼ばれるもので、一度の接種で百日咳、破傷風、ジフテリアの予防が可能。詳細は母子手帳にも書いてあるので参照してください。

 
大人も油断禁物です。小さいころに予防接種を受けたとしても、体の中の抗体はだんだんと減っていくため感染の可能性は十分にあります。成人の百日咳で問題となるのは、その症状が表に出にくいこと。自覚のないまま百日咳菌を子どもにうつしてしまうケースが多く見られます。

 
百日咳は早期に治療を行えば、症状を抑えることが可能です。しかし、感染初期は風邪と区別がつかず、見過ごしてしまうことが大半。治療には抗生物質を用いますが、痙咳期になってからでは咳こみを抑えることは困難となります。手洗い、うがいやマスク着用で予防につとめましょう。ワクチン接種を受けていない子供は早めに打つように。百日咳患者に接触した場合は感染のおそれがあるため小児科・内科を受診して適切な薬をもらうようにしてください。

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