「痛い・怖い」の不安を解消鍼(はり)治療で体調改善
体のツボを刺激してさまざまな効果を引き出す鍼治療。しかし、体に鍼を刺すという点で抵抗がある人も多いのでは。鍼治療の正しい知識をグランピュール鍼灸院(浜松市中区旭町TEL053-455-1009)の鍼灸師・奥野さやかさんに話を聞きました。(2009年1月22日号掲載)
専用の鍼でツボを刺激
鍼治療は体にあるツボを鍼で刺すことにより、体調の改善を図る治療法です。ツボとは体に不具合が生じた際に反応が現れる場所のこと。ツボを刺激することで血行を良くし、筋肉のこりや神経の痛みなどを取り除きます。
指圧や灸などと違い、ツボ(皮膚の下)へ直接刺激を与えられるのが鍼治療の長所。深さは部位や症状によって違いますが大体5mm〜1cm程度です。皮膚の上からではなくツボや筋肉・神経を直接刺激するので効果が得られやすく、速効性に優れていると考えられています。

「鍼を刺すのは痛そう」と心配する人もいますが、治療に使う鍼は通常の注射針などよりも細く、形も違うので痛みはありません。注射針が刺さると痛いのは先端が尖っていて、刺さる時に皮膚を切るため。治療用の鍼は先端が丸く、皮膚をかき分けるようにして中に入るため、傷がつかず跡も残りません。ただし患部の神経が過敏になっていたり、筋肉の緊張が強かったりするとズンと響く感じがあります。
効果は個人差あり こまめに治療を
効果には個人差があり、治るまでにかかる時間も人それぞれです。特に初めての場合は緊張から筋肉の硬直が起こって効果が出にくくなることも。何度か受けるうちにだんだんと効き目が表れる人もいるので、体の不調を強く感じるうちはこまめに治療を行うことをお勧めします。
ツボを刺激すると血液の循環が活発になるので、治療した日の入浴は長湯にならないように注意を。体に負担がかかり、のぼせてしまうことがあります。同じ理由から激しい運動やお酒も控えてください。はり師からの注意点をよく聞いて無理のない治療を受けましょう。
また最近では痛みや凝りの治療だけでなく、美肌やリフトアップなど美容面でも鍼が用いられています。体のトラブル全般に対応できる点も鍼治療の特長といえるでしょう。













