症状さまざまむちうちのタイプを知ろう
交通事故などが原因で起こるむちうち。症状はさまざまで後遺症が残るケースもあるといわれます。ファミリー整骨院(浜松市北区引佐町金指 TEL053-542-1551)の西健児院長に話を聞きました。(2009年3月26日号掲載)
最も多いのは頸椎捻挫(けいついねんざ)型

むちうちは「外傷性頸部症候群」と呼ばれ、首がむちのように前後に激しくしなるために起こる症状のことです。自分で動かせる範囲を大きく超えることで、筋肉や神経、じん帯などが損傷。最も多い原因は自動車事故ですが、スポーツや重いものが頭に落ちた衝撃で発症するケースもあります。

傷つく場所により症状が異なるのがむちうちの特徴です。症状は大きく分けて「頸椎捻挫型」「根症状型」「バレ・リュウー型」「脊髄(せきずい)症状型」の4つのタイプがあります。このうち最も多いのは「頸椎捻挫型」。首のじん帯や関節を包んでいる袋などがねんざを起こす症状で、むちうちの7〜8割はこのタイプが当てはまります。首回りの痛みやこわばりなどがあり、首が動かしづらくなります。
「根症状型」は背骨の神経が首のしなりにより大きく引き伸ばされることで起こるもの。手足のしびれなどが症状として現れます。「バレ・リュウー型」は自律神経が傷つくことで発症。自律神経は交感神経と副交感神経からなり、内臓の働きをつかさどる神経のため、それらが狂うとめまいや吐き気、頭痛などに見舞われます。「脊髄症状型」は背骨の中心を傷めた場合に起こる恐れが。傷つくと体の一部、もしくは首から下がまひする可能性があります。
後遺症が残ることも 病院で精密検査を
むちうちは傷を負ってもしばらく自覚症状がなく、1〜2週間後に症状が表れやすいといわれます。軽いものであれば4〜5日で症状が治まり、1〜2週間で回復します。しかし、傷自体は完全修復することが難しいため、天候や気圧の変化により頭が重く感じるなどの後遺症が残る場合も。また症状が重い場合、半年以上痛みが続くこともあります。当然、これらは個人差があるので、整形外科できちんとした検査を受けましょう。
傷を負った直後は首や頭を動かさず、安静にしておくように。治療は一般的に湿布や消炎鎮痛剤を用いて行います。しかし、安静にしているだけでは筋肉や関節が凝り固まってしまうため、近年は筋肉や関節の柔軟性を取り戻すための施術が行われているところもあります。













