疲労回復、冷え改善…マッサージの効能を知ろう
疲れた体を癒やし、こりをほぐしてくれるマッサージ。その効能を創心堂(浜松市中区早出町 TEL053-462-6640)の鈴木豊院長に話を聞きました。(2009年4月9日号掲載)
体を温め血行を促進
マッサージは押す、もむ、さする、たたくなどの刺激を与えることで血液やリンパの流れを良くし、筋肉や神経の機能を整える行為です。血行を良くすることで、疲労回復や冷え症改善などのさまざまな効果を引き出すことを目的としています。
与える刺激の強さはケースによりまちまちですが、初めての場合は軽めに行い、慣れてきたら徐々に強くしていくという方法が一般的。痛みを多少感じながらも、気持ちがよいと思う程度の強さで行うと効果が持続しやすいといわれます。ただし、ここで注意したいのは「もみ返し」といわれる現象。これは体に慣れない刺激を与えることで筋肉が緊張し、痛みやつっぱりを感じてしまうことです。適切でない強さでマッサージをすると、もみ返しが起こりやすくなります。
マッサージは体全体が温まった状態で行うのが効果的といわれます。体が温まると血液の循環がよくなり、筋肉の緊張がほぐれるためです。また血行を良くするためには、最低10分は断続的にマッサージを行わなければなりません。短時間のマッサージでは刺激を体の奥まで届かせることができないからです。マッサージの直後はしばらく動かず、ゆっくりと休憩をとりましょう。施術後にすぐ動くと血液の流れが変わるため、効果が薄らいでしまいます。
入浴中にふくらはぎへ刺激を
個人でできるマッサージとしてお勧めなのは、入浴中のふくらはぎマッサージ。湯船につかった状態でふくらはぎをもみほぐすだけの簡単なマッサージです。ふくらはぎは「第二の心臓」と呼ばれ、血液循環において重要な役割を果たす部位。マッサージすることで体全体の血液の流れを調整することができます。
ふくらはぎマッサージをする際は半身浴で行いましょう。湯船に全身つかった状態では上半身に血液が行きやすく、のぼせる原因に。特に血圧の高い人、足腰の冷える人などは半身浴で下半身の血液の流れを良くすることができます。
患部に痛みがある場合は強い刺激を避け、軽めのマッサージで対応を。筋肉痛は患部を温めた後、軽くもむようにして行います。ねんざなどで炎症を起こしている場合はマッサージせずに安静にしていた方が良いでしょう。

肩や腰など自分の手の届かない部分は、知識のない人がむやみに行うと体を痛めてしまう可能性が。また健康器具を使った個人マッサージも、強さの調節が難しく体に無理な負荷がかかりやすいので気をつけてください。個人で行うマッサージは軽めに行い、痛みがある場合は鍼灸(しんきゅう)や整体へ行く方が良いでしょう。













