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知りたい!元気の秘密

若い女性がなりやすい?見逃さないで 顎(がく)関節症

あごの関節が炎症を起こす顎関節症。女性がなりやすく、症状に気付きにくいともいわれるこの病気について、しん歯科(浜松市南区渡瀬町 TEL053-443-8688)の毛利槙太郎院長に話を聞きました。(2009年5月14日号掲載)

痛み・音 機能障害が症状

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顎関節症とはあごの関節である顎関節が炎症を起こす病気です。顎関節は耳の穴の前にある、上あごと下あごをつなぐ役割をもつ関節のこと。この関節が動くことで、私たちは口を動かしたり、食べ物をかんだりすることができるのです。顎関節はひじや指など他の関節と異なり、連結部分が左右2カ所にあります(図1参照)。この左右のバランスが崩れると、関節に負荷がかかり炎症を起こす原因となります。


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代表的な症状はあごを動かす際に顎関節に痛みがあったり、カクカクと音がなったりすることが挙げられます。また、食べ物がうまくかめなくなる、あご自体が動かせなくなるなどの機能障害が起こることも。これらの症状が慢性的に続いている状態が顎関節症といわれます。

歯並び、くせ 他の病気からの発症も

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原因は歯並びやかみ合わせ、生活習慣などさまざまです。「よく右手でほおづえをつく」「左向きばかりで寝ている」など顎関節に負担がかかるくせがある方も注意が必要。吹奏楽器やバイオリンなどの演奏も顎に負担をかけるため、原因の一つとして挙げられます。


特に10代後半を中心に若い女性がなりやすい病気といわれる顎関節症。これは女性の成長スピードが男性に比べて早く、上あごと下あごの大きさにずれが生じやすいためです。あごの骨の成長は上あごが早く、下あごが遅い傾向にあり、成長スピードの幅が大きいと関節がうまくかみ合わず顎関節症となります。


また、顎関節症と同じ症状が耳や鼻、のどなど別の器官の病気をきっかけに起こる場合も。例えば中耳炎になると、付近にある顎関節も炎症を起こすことがあります。この場合は根本的な原因を治療しないと症状の改善は望めません。

原因に合わせ5タイプに分類

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このように多くの原因がある顎関節症ですが、5つのタイプに大別さII型は関節包・靭帯に障害がある場合です。III型が関節円盤といわれる部位に障害があるケースで、IV型は関節が磨り減るなどの変形性関節炎が原因の場合です。それ以外はV型に分類。診断の際にはこのうちのどれに当てはまるかを調べ、原因にあわせた治療を行います。


原因が特定できたら、主にスプリント(マウスピース)や歯列矯正、インプラント(人工歯の埋め込み)、薬物療法、運動療法などの措置を行い、左右の顎関節のバランスを取り戻せるようにします。顎関節の問題以外は他の診療科への紹介も行われるので、症状が見られたらまずは歯科へ相談するようにしましょう。


顎関節症は症状が現れても、自分では理解できないことが多い病気です。原因となるくせや生活習慣は他人に指摘されて初めて気付くケースが多いからです。特に社会人になると歯科検診を受ける機会がなくなるため、つい見過ごしがちに。心配な方は定期的に歯科検診を受けるとよいでしょう。

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