汗をかいたらすぐケアを真夏のあせも対策
汗をよくかく季節、気を付けたいのは「あせも」ですね。あせもの症状やケアの方法について、おおしま皮膚科(浜松市東区宮竹町 TEL053-468-5577)の大島昭博院長に話を聞きました。(2009年7月23日号掲載)
汗の管が詰まり炎症を起こす
皮ふには汗の通り道である汗管(かんかん)があります。あせもはこの管が詰まり、汗が皮ふの中にたまってしまった状態のこと。汗をよくかくと皮ふ表面の水分が増え、汗や細菌が混じって汗管をふさぐ原因となります。

あせもは汗疹(かんしん)と呼ばれ、管の詰まっている部分の深さによって3種類に分けられます(図参照)。この中で最も多いのは紅色汗疹。これは汗が出口をふさがれることで汗管が破れ、炎症を起こすことで発症します。
なりやすいのはひじの内側やひざの裏、脇の下、首など衣服や肌同士で擦れる部位。汗がたまりやすく、皮ふを刺激しやすいところに多く見られます。また、汗管の数は子供も大人も変わりません。そのため体の表面積が小さい子供の方が汗が密集しやすく、あせもになりやすい傾向にあります。
ベビーパウダーは逆効果の場合も
あせもとは別の症状を、あせもと思い込んでしまうケースもよくあります。アトピー性皮ふ炎の方は体質的に皮ふが乾燥しやすいので、汗をかくだけでも肌への刺激となり湿疹が現れることが。また、紫外線による皮ふ炎やカビが原因の皮ふカンジダ症もよく間違われる症状として挙げられます。皮ふに異常が見られてもあせもと決め付けずに、皮ふ科の診察を受ける方がよいでしょう。
水晶様汗疹や軽い紅色汗疹は肌を清潔に保っていれば自然に治ります。注意が必要なのはベビーパウダーの使用。ベビーパウダーは肌のすべりをよくし、衣服や肌同士が擦れるのを防ぎます。しかし、汗をかくと粉が団子状に固まり、汗管が詰まりやすくなってしまいます。使う場合はごく少量にして、汗をかいたら洗い流すようにしましょう。













