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あばら骨付近に痛み! 肋間(ろっかん)神経痛は早めの治療を

肋骨付近に痛みが走るという肋間神経痛。帯状ほうしんや椎間板ヘルニアなどさまざまな原因があるというこの症状について、寺田痛みのクリニック(浜松市中区住吉1丁目 TEL053-476-1115)の寺田和弘院長に話を聞きました。 (2009年11月12日号掲載)

ウイルス感染や内臓疾患(しっかん)の場合も

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肋間神経痛とは肋骨付近に痛みが走る症状のこと。肋骨は両側に12本ずつありますが、この骨に沿って伸びている肋間神経に痛みを感じるために起こります。瞬間的にズキンと起こる痛みやビリビリと長時間続く痛みなど、傷ついた神経の種類によって痛み方はさまざまです。

主な原因には帯状ほうしんウイルスなどによる神経炎や椎間板ヘルニア、圧迫骨折などが挙げられます。中には悪性腫瘍(しゅよう)が神経を圧迫して痛みを発するケースもあるので注意が必要。体を動かすときに痛みが起こる場合はヘルニアや圧迫骨折、安静にしていても痛い場合は神経炎などの可能性が高くなります。

肋骨に痛みがあるとその付近に原因があると考えがち。ですが、まったく関係のない内臓の機能悪化が痛みの原因になることもあります。これは「関連痛」といって、内臓が何らかの原因で発した痛みを脳が皮膚の痛みと勘違いする現象です(図2参照)。痛みがあるのに肋骨付近に原因が見当たらない場合は、内臓が悪いために起こる関連痛の疑いが考えられます。



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神経ブロックで痛みを抑制

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このように肋間神経痛の原因は多岐にわたるため、治療の際には何が原因なのかをはっきりさせることから始めます。まずは体を動かしたり、深呼吸をしたりして反応を見ながら痛む神経を調査。椎間板ヘルニアや圧迫骨折などはレントゲンで、帯状ほうしんウイルスによる神経炎ならば血液検査で分かることもあります。

原因が分かったらそれに合った治療法を実施。例えば痛みの根本的な原因が内臓の病気だった場合は内科の専門医に治療を依頼する、というような流れになります。ただし神経炎や椎間板ヘルニアなどの場合は、神経ブロックを行って痛みを抑えます。神経ブロックとは炎症を抑える薬を直接神経に注射する方法です。

痛みが起こると交感神経が刺激され、筋肉の収縮が起こります。すると、血行が悪くなるため痛みがさらに増加するという悪循環に。神経ブロックはこの交感神経機能を遮断することで、悪循環を断つ役割があります。よく「神経ブロックをすると神経が傷つく」「何度も注射するのは体に良くない」といった声を聞きますがこれは誤解。神経ブロックは単に麻酔をかけるのではなく「痛みの悪循環」を断ち切るため通常の麻酔よりも長く痛みを抑えることができ再発した際の痛みの度合も低くなるという特長があります。痛みは放っておくとひどくなることが多いため、症状が当てはまる人は早めに内科かペインクリニックを受診しましょう。

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