正しく上手に服用を 知っておきたい薬の知識
薬と上手に付き合うためには、どんなことに気を付ければよいのでしょうか。社団法人浜松市薬剤師会(浜松市中区鴨江2丁目 TEL053-455-2976)の植兆満(しょく よしみつ)副会長に話を聞きました。 (2010年5月13日号掲載)
【Q】 薬の正しい飲み方を教えて!
【A】
飲み薬は「食前」「食後」「食間」など服用するタイミングが個々に決まっているので説明書をよく読んで。「食前」は食事前、「食後」は食事の後にそれぞれ30分以内に服用してください。また、「食間」は食事中に飲むものと勘違いされがちですが、食事と食事の間(空腹時)に服用するという意味なので注意を。
【Q】薬は何で飲めばいいの?
【A】
水もしくはぬるま湯で飲みましょう。避けた方がいい飲み合わせは下表を参考に。水なしで飲めるタイプは唾液で飲み込めばOKですが、それ以外は液体と一緒に飲まないと食道で薬が止まってしまうこともあるので気をつけて。

【Q】 薬を買う際に注意することは?
【A】
かぜ薬一つとっても、解熱や鎮痛、鼻水を抑えるなど効果はさまざま。自分の症状や体質に合った薬を選ぶために、店頭で薬剤師らに相談してください。また、服用の際には用法や用量とともに使用上の注意を必ず読んで。これを守らないと思わぬ副作用が発現することもあります。
【Q】病院でもらった薬が残ってしまった場合は?
【A】
病院から出される薬は一定期間で飲み切ることを前提に出されるものなので、飲み残しは基本的には使わないようにしましょう。突発的な症状は市販の薬で対応し、その後、病院で新しい薬をもらうのがよいでしょう。
【Q】塗り薬・貼り薬で注意することは?
【A】
肌との相性が合わないとかぶれることがあります。ある種の貼り薬では使用中に何ともなくても、はがした後、紫外線に当たることで皮膚の炎症が起こるケースも。肌に合わない、または使い続けても症状が改善しない場合は、薬剤師に相談してください。
【Q】健康食品との併用は大丈夫?
【A】
健康食品の中には、医薬品と似たような働きをして思わぬ症状を引き起こすものや、薬の作用を強めたり弱めたりして効果を引き出せなくするものもあります。健康食品を買う際には薬の使用状況も薬剤師に伝えるのがよいでしょう。
【Q】妊婦や子供、高齢者で特に注意することは?
【A】
妊娠中に便秘薬を使うと流産や早産の原因になることがあるので注意してください。薬の服用の際には産科医に相談を。子供の場合、副作用が出ても親に伝えられない可能性があるので、服用後の様子を大人がよく見ておく必要があります。また高齢者は病院にかかる機会が多く、複数の薬を使っている人が多く見受けられます。そのため自分の薬の服用状況が分かるようにしておく必要があるでしょう。
【Q】薬の服用状況を把握する方法は?

【A】
薬局などで手に入る「お薬手帳」を使うのがよいでしょう。これは自分が持っているアレルギーや病歴などとともに、服用した薬を記録していくもの。病院にかかる際もこれを見せることで自分に合った薬の処方がスムーズに受けられます。なお、薬局での記載や説明に関しては、健康保険法などの規定により所定の費用がかかります。













