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ワクチン&検診  子宮頸(けい)がんは予防できる!

女性のがんとして世界で2番目に多いのが子宮頸がん。日本では年間約1万5000人が発症し、約3500人が亡くなっています。その予防法についてクリニック ミズ ソフィア(浜松市北区根洗町 TEL053-414-0700)の野田恒夫院長に話を聞きました。 (2010年6月10日号掲載)

早期発見で妊娠も可能

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子宮頸がんは子宮の入り口付近の子宮頸部にできるがん。子宮にできるがんにはこのほかに子宮体がんがあります。子宮がんの7割が子宮頸がんで、原因はヒトパピロマーウイルス(HPV)というウイルスの感染によるものです。

女性の80%は一生に一度はHPVに感染し、多くは性交渉を経験する10〜20代に感染が始まります。非常にありふれたウイルスで感染しても自覚症状はありません。大部分は免疫力により自然に排除されますが、約5〜10%の人は感染が長期化していきます。感染してから子宮頸がんになるまでには少なくとも10年近くかかり、子宮頸がんになる確率は1000人に1人程度。早い段階で発見すれば治癒が期待でき妊娠も可能です。


12歳前後で予防接種を

genki100610A.jpg HPVワクチンは子宮頸がんの原因として最も多い16型と18型の2種類のウイルス感染を防ぐために作られました。子宮頸がんを治療する効果はなく、接種後のHPV感染を予防するワクチンです。世界100カ国以上ですでに使用され、日本でも昨年末に承認されました。

接種方法は6カ月の間に3回(初回・1〜2カ月後・6カ月後)、上腕の筋肉に注射。効果は約20年で副作用の心配はほとんどありません。感染を予防するためにも初交前に接種することが望ましく、12歳前後での接種が推奨されています。HPVワクチンは婦人科や小児科で受けることができ、費用は3回接種で約5万円です。医療機関により費用が異なるため確認しましょう。


年に1度は検診を

ワクチン接種を受けていてもすべてのHPVウイルスに有効ではないため、子宮頸がん検診は必要です。検診では問診の後、視診・内診と子宮頸部の粘膜を採取する細胞診を行います。痛みはほとんどなく短時間で終了し、約2週間で検査結果がわかります。日本では性が恥ずかしいという風土があるためか、検診率が20%と非常に低い値です。自分の体を大切にすることは決して恥ずかしいことではありません。代理出産で話題になったタレントの向井亜紀さんは36歳のときに妊娠をきっかけに子宮頸がんが見つかり、妊娠5カ月で子宮を喪失しました。彼女の場合に限らず、結婚年齢が遅くなり妊娠時に子宮頸がんの診断を受ける女性も目立ちます。

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また、初交年齢の低下により30代での子宮頸がん死亡率が増加しているのも事実です。子宮頸がんはワクチン接種と検診で予防できるがん。早期発見のためにも20歳になったら1年に1回は子宮がん検診を。また、女の子のお母さんは思春期教育の機会と考え、性について子どもたちとおおらかに話し合うことが大切といえるでしょう。



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私は初めて婦人科を受診したとき、なぜかコソコソしていました。でも、これって変。腹痛なら内科、けがなら外科、同様に女性の体のことなら婦人科、というだけの話です。分かっていても恥ずかしいのは“偏見”のせい。そんなダサイもののために健康を失ってはもったいないですよね。

「子供が小さくて検診に行けない」というママもいるでしょう。このときぐらい家族や友人、託児施設に甘えても大丈夫。検診で数時間子供と離れることと一生の話、天秤にかけるまでもありませんよね。

あなたの人生と家族の人生は一体です。これを機に、ぜひ検診を受けてください。

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