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知りたい!元気の秘密

虫歯じゃなくても歯が痛い…
“咀嚼異常”が原因かも

どこも悪くないのに歯が痛かったり、あごが疲れたりすることはありませんか。もしかしたら咀嚼(そしゃく)運動の異常が原因かもしれません。冨安歯科医院(浜松市北区根洗町 TEL053-437-2165)の冨安誠院長に詳しい話を聞きました。 (2011年3月3日号掲載)

かむ動作に異常 年齢問わず発生

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私たちは通常、歯が痛い場合は歯そのものに原因があると考えがち。ところが歯の治療を行っても、痛みが改善されない場合があります。そのような症状の原因には、咀嚼運動の異常が大きく関わっている可能性が。咀嚼運動とは口に入れた食べ物を歯によって切断・粉砕する動作のこと。咀嚼をすることにより食べ物を味わい、飲み込みやすくする役割があります。

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食べ物を咀嚼するには、あごの複雑な動きが要求されます。正常な咀嚼運動は(1)把持(はじ)(2)せん断 (3)圧断 (4)臼磨(きゅうま)のサイクルで行われますが(左参照)、この動きのどこかで異常が起こると食べ物がうまくかめなくなり、さまざまなトラブルにつながります。異常を起こす原因はかみ合わせが悪かったり、一部の歯がずれていたりと人によってまちまち。年齢問わず誰にでも起こり、一見、歯並びがきれいで上下の歯がかみ合っているような人でも、あごの動かし方によってズレが生じることがあります。

消化不良に歯周病 根本的に解決を

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咀嚼は食べ物を細かくし、消化吸収を高めることを目的としています。そのため咀嚼運動の異常は消化不良や胃腸障害を引き起こす原因に。また、かむことは満腹中枢を刺激するため、その回数が減ることで肥満につながりやすくなるともいえるでしょう。

また、かむ力が偏ることで歯の破損や磨り減りが起こったり微小の亀裂が生じて細菌が侵入しやすくなったりします。さらに歯だけでなく、歯周組織が炎症を起こし歯槽膿漏などの症状となって現れることも。これらの症状は口の中をいくらケアしても、咀嚼運動を正常に戻さない限り改善は見込めません。

咀嚼運動の動作を正常に戻すには、まずは原因を見極める必要があります。例えば「繊維質の食べ物をうまくかむことができない」という場合であれば、咀嚼運動のうちの「せん断」ができていないと分析することが可能。このように、患者が持っている違和感に合わせて、歯を削ったり歯列を矯正したりしていくのが治療の基本となります。「固いものがかめない」「どこでかんでいいか分からない」など咀嚼に関する悩みがある方は、一度医師に相談するとよいでしょう。

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