外と内からチェック 夏の肌疲れを克服しよう
まだまだ暑い日が続きます。強い日差しと体調不良で肌のコンディションも乱れがち。そこで疲れた肌を回復させる方法を、いがらし皮ふ科(浜松市南区寺脇町 TEL053-442-4112)の五十嵐晴巳院長に聞きました。 (2010年8月26日号掲載)
こすりすぎ&すすぎすぎに注意
紫外線を浴びると肌を守るために表皮の一番下でメラニンが作られ、上の方の細胞に送り出されます。日焼けをすると肌が浅黒くなるのはこのため。メラニンは蓄積され、しみの原因になることもあります。健康な肌を保つためにも毎日のケアが必要です。
肌の回復のためには洗顔で汚れを落とすことが大切。洗顔料や石けんをよく泡立て、優しく洗いましょう。表皮の表面の角質層はラップ1枚ほどの厚さですが、雑菌などから体を守る大切な役割を持っています。こすりすぎて角質層を傷めないように気をつけて。また、すすぎのときに勢いよくシャワーをかけるのも避けましょう。
夏は汗で肌の表面が湿っているので保湿ケアを怠りがちですが、肌の内側が水分・保湿成分不足になると秋になって肌が乾燥する原因にも。対策として、セラミドなど保湿成分が含まれている美容液を使ってみましょう。自分の肌の状態を知り、気になる部分に美容液をプラスするのも効果的です。洗顔後、何もつけないで5〜10分放置すると肌の様子が分かります。つっぱり感も脂っぽさも感じなければ健康な状態です。
入浴で代謝アップ 睡眠で肌再生
顔色がさえないなど、くすみの原因の多くは血行不良によるもの。血液の循環をよくするためにシャワーだけで済ませず、お風呂に入りましょう。肌にとっての適温は夏が38℃、冬は40℃です。冷房で体が冷え切っている場合は温度を少し下げた半身浴を。じっくりと体を温め新陳代謝を促す効果があります。
一般的に肌の表皮は28日で新しくなるといわれていますが、年齢とともに周期が長くなり40代以降は40日以上かかります。肌の再生は眠っている間に行われるので睡眠は重要です。成長ホルモンが分泌される午後10時〜午前2時は眠っているのが理想。この間をはさんで最低でも6時間の睡眠をとるように生活を工夫しましょう。
ビタミン補給で活性酸素を撃退!
肌を回復させるには内側からのケアも大切です。紫外線を浴びると体内で活性酸素が増え、肌の老化が進みます。そのため活性酸素を抑える働きのあるビタミンAやCを多く含む野菜をとるようにしましょう。1日に緑黄色野菜100g、淡色野菜200gの摂取が目安。煮たり蒸したりして温野菜にすれば、体を冷やすことなく食べられます。
冷たい飲み物は体を冷やし、肌の代謝を低下させます。また、アルコールは分解するのにエネルギーが使われ肌の再生が遅れるほか、ビタミンCなどが消費されるのでほどほどに。夜遅くに消化の悪い食事をしないなど、胃腸に負担を掛けない食生活を心掛けましょう。













