子育て

はぐはぐひろば(乳幼児)

いつでも持ち歩きたい防災ママバッグ

(2015年11月5日号掲載)

災害時、幼児を抱えたママは何を持って逃げますか。先日あいホールで行われた「ママ力アップの防災 ママバッグ講座」からヒントになる情報を紹介します。
取材協力/あいホール男女共同参画推進事業担当

とりあえず一日分・重さ2キロ以内で

地震や台風、大雨による河川の氾濫など、災害の多い昨今。「小さいお子さんを抱えて、避難場所に何を持って逃げますか」と問い掛けるのは災害ボランティアコーディネーター・大竹真希子さん。約20人の参加者は、必要と思うものを付箋に書き出していく。食料、水、着替え...。すると大竹さんは「あれ?避難場所と避難所は違うのよ」と説明を始めた。

避難場所からそのまま避難所に移動することもあるが、避難場所に持って行くのは「とりあえず一日過ごすための一次持ち出し品」。これは、幼児を抱えるママにとって防災だけでなく日常の外出にも持ち歩きたいママバッグでもある。

大事なのは重さだ。「子どもを連れて5キロの荷物を持って走れますか」と大竹さん。限度の2キロに絞るには見極めが必要だ。「本当に必要なものは、人それぞれ。10人10色のママバッグがあるはず」。そこで、大竹さんのママバッグの中身を見せてもらった(下表)。

代用品もアイデア次第

「45Lのビニール袋は雨具にもレジャーシートにも、長靴にもなります。段ボールに掛ければ、水をもらうバケツになりますよ」と大竹さん。そして、女性の悩みとなるトイレの順番待ち。「生理用品ではおしっこが吸収できません。そんなときは子どものおむつで代用します。トレーニングパッドが収納にコンパクトで便利」と話す。

選択肢を絞るとき、応用範囲が広い物を選ぶ工夫が大切だ。

大竹真希子さん
東日本大震災に遭い、10歳と1歳の子(当時)を抱えて福島県田村市から浜松市に避難。自らの体験を伝える災害ボランティアコーディネーターとして活躍。

被災時、子どもを守れるのはお母さんですから、精神的に余裕を持てるように準備をすることはとても大事。そして、できるなら避難所ではなく家で過ごせるように、日頃から窓ガラスのフィルム貼り、家具の転倒防止、水や食品の備蓄をしておくことをお勧めします。

大竹さんのママバッグからアイデアを拝借!

生理用品
下着の汚れ防止におりものシートが便利
おむつ
幼児はもちろん大人のトイレ用にも
おしりふき
除菌シートの代用
除菌ジェル
手洗い困難時の感染予防に
マスク
感染予防に
テレカ・小銭
携帯電話は通じないことが多い
ラジオ・懐中電灯
電池は入れっ放しにせず、出して一緒に保存
スリッパ
携帯用が便利

とりあえず500mlを1本
水筒
いつでも水や湯を確保できるように。母乳が出なくなってもお湯なら粉ミルクを溶かせる
食べ物
飴、ようかん、グミ、ゼリーなど口が渇かないもの
救急用品
日常の薬はここから使い補充する習慣を
子の写真付き名札
子どもは恐怖で言葉を失い名前を言えないことも
その他
ばんそうこう、洗濯ばさみ、カイロ、トランプ(子どもの遊び道具)、筆記用具、大型バンダナ、アームカバー(体温調節)、笛(救助要請)、SDカード(大事な家族写真)など