子育て

小学生ってこんなんだっけ? -我が家のミラクル日誌1 -

底力を見た!任せると力を発揮する!?

(2016年7月7日号掲載)

さて、これから私ハルが、小学生を持つ家庭が抱えるちょっとしたギモンや悩みなどについて毎回アレコレ考えてみたい。

まずは「子どもの可能性」。ついつい私は、子どものやることについて、危険だなんだと先回りして考えてしまう。でも子どもって思ってる以上に、いろいろやれちゃうのかも?

想定外のデキ!8歳女子の夕ご飯づくり

プロフィール
ひたき家は、自宅で仕事をしている私ハルと会社勤めの夫マコト、思春期を迎える微妙なお年頃女子、サヨ(小学6年)、いつもボーっと自分の世界で遊ぶ完全インドア男子、カンスケ(小学3年)の4人家族。浜松市在住。

あれは、サヨが小学3年生の初夏のこと。

その週は、殺伐としていた。毎日の食事内容が。両親共に多忙で、食卓には出来合いのお惣菜やらお弁当が並ぶ日々。そして私は多忙オーラを出しまくっていた。そんな空気を鋭く察知した娘がこう言い出した。

「今日はサヨが晩ご飯つくってあげるね!」

うげ、やっちゃった!嬉しいというより娘に気を使わせちゃったことに、心がズキッ!

「そんなこと言ってくれるなんてママ嬉しいなー!でも今日はカレーだから大丈夫!」

精いっぱいの笑顔で答える。まさか、まだ小3の子に夕飯を作らせるわけにはいかぬ。

「い〜の、大丈夫、今日はサヨがつくるから!」

やけに食い下がる娘。よく見ると目がマジだ...。

「わかった!じゃ、今夜はサヨにお願いしよっかな!」

とはいえ、これまで皮むきとか野菜を切るとか私の指示に従っていただけで、全部をひとりで作らせたことはない。うちはガスだから火も心配。なので、簡単レシピを書いて火の扱いを再確認。

「困ったら呼ぶんだよ」

心配する私の言葉などどこ吹く風。

「ママはお仕事してて!」

娘は意気揚々と調理を始めた。途中、声をかけるものの、けんもほろろ。

「まだ来ちゃダメ!」

一時間半たちいよいよ完成。テーブルにはお皿からあふれんばかりに盛られたカレーが家族分並んでいた。カレーにはゆで卵のトッピング!あれ?これはレシピには書かなかったぞ!ん?傍らには幅1㎝の千切りキャベツのサラダまで!冷えたお茶のグラスも。

「こんなすごいご飯、ママ見たことない!ありがとね!」

心からそう言って、娘を見ると、さっきまで元気だった子が半ベソをかいてた。やはり、大変だったみたい。そりゃそうだ。

でも、レシピにないメニューを考えて作るあたり、子どもの底力を見たような気がした。もし、私がついていたら?キャベツをモタモタ切るのを見ていられなくて、それはママがやるね、ゆで卵?うーん、今夜はいらないかな、なんて言ってたな。

たまには思い切って子どもに任せてみるもんだ。子どもって親が枠を設定しなけりゃ、可能性を自分で自然に引き出していくのかもと思えた。

今年小学6年生になったサヨ。休みの日には、お昼ご飯を作ってくれる。あの日のカレーみたいにどれも絶品だ。