子育て

小学生ってこんなんだっけ?我が家のミラクル日誌-5

習い事と送迎

(2016年12月1日号掲載)

子どもの習い事に付随して発生するのが送迎だ。車社会のこの地域、また防犯等の意識から子どものスケジュールに合わせて親が送迎に費やす時間はかなり多いと思う。

プロフィール
ひたき家は、夏休みは毎日、友だちとでっかい水鉄砲で遊んでズブ濡れになって帰宅していたサヨ(小学6年)、日がな一日冷房の効いた部屋で一人マンガを読んで過ごすカンスケ(小学3年)、私ハルと夫マコトの4人家族。浜松市在住。

送迎地獄!?

「ていうかさ〜、最近すごいよ。今度の土曜はおねえのバスケと弟のサッカーの試合が重なってさ。片方は新居、片方は浜北。翌日は二人ともピアノの発表会。今週は平日もレッスンだからバアバに送迎頼まなきゃ」

「ウチもおにいの野球部、来週、遠征で三重まで行くよ〜」

「うっそ!誰が連れてくの?」

「親だよ、親!」

「ウチも水・金はサッカーでしょ。火曜はピアノと英語のハシゴ。仕事終わるの6時だから送迎ギリギリだよ〜」

ツーリングに山登り、冬はスキーととてもアクティブなタイプのAちゃんママがビールをぐっと一気に飲み干し「だから最近はどこにも全然行けてないよ〜」と吐き出したかと思えば、小・中・高校と男子三人のTくんママが「体がいくつあっても足りないよ〜」と嘆く。ママ友が集まれば、子どもの送迎スケジュール談義に花が咲く。

子どもに習い事をさせるのはいいけど、まさかこんな送迎地獄に陥るとは。送迎の負担が意外にも大きいのだ。まずはスケジュール管理!いつどこに誰を迎えにいくかを仕事や家事の合間をぬっての調整が大変。兄弟がいると、さらに複雑になる。晩御飯までのつなぎのおにぎりを車中で食べさせたり、突然入るスポーツの試合にせっかく立てた段取りをひっかきまわされたりもしょっちゅうだ。夫婦で調整するが、どうしても無理な時はママ友にお願いの調整。調整だらけなのだ。それにガソリン代だって結構かかる。

私が子どものころ、こんなに親が送迎してくれたっけ?ピアノ教室も剣道の道場も自転車や徒歩で通った。Aちゃんママも「そーだった!自分で通った!」と相づちを打つ。

我が家周辺は、完全な車社会。物騒な世の中だから、夕暮れに子ども一人で歩かせるのも気がかり。

思えば、お産後、初めて家に帰るときから送迎生活は始まった。新生児のサヨを新品のベビーシートに乗せたときは緊張したな。1歳以降は、保育園の送迎が日課に。赤ちゃんのカンスケがギャーギャー泣く傍で、3歳のサヨが大声でお歌を熱唱。シートにおもらしして大騒ぎしたことも。いつしか車中は、宿題の詩の暗唱や掛け算九九の声が響くようになり、今ではサヨの恋バナの、また運動苦手なカンスケにスポーツの心得を説く場へと変化した。

送迎スケジュールには振り回されるけど、考えてみりゃ車中は子どもの笑い声があふれる親子のふれあいの場もなってきた。この送迎地獄も期間限定かな。そう思えば大切な子育てのワンシーンだと思える。サヨとカンスケが成長しちゃったら、今度は彼らが私を送迎してくれる日がやってくるのかな。

おっといけない、サヨのテニスのお迎えの時間だ。行かなくちゃ!