子育て

育児は楽しい!シリーズ5

「自分に合った」 子育ての仕方を見つける

(2017年8月3日号掲載)

一人で悩まず、相談しよう

24時間子どもに付きっ切りでいる未就園児の母親にとって、悩みごとは付きものです。子どもがモノを投げる、思うようにご飯を食べてくれない、夫が育児を手伝わない、姑との関係がうまくいかない。それらにあなたはどう向き合っていますか。「仕方がない」と楽観的に考えられるのならまだしも、一人で抱え込んで無理にガマンをしていると、ストレスはどんどん溜まって、ふとしたことですごくイライラしたり、ささいなことで必要以上に深刻に悩んでしまったりします。

子育ての悩みについて「相談できる相手を持ちましょう」とはよく言われますが、周囲に友人や親兄弟がおらず、どこに相談すればいいかわからないというケースも少なくないでしょう。特に未就園児のお母さんはママ友を持つのも難しいはず。そんな方は、各所で行われている子育て支援プログラムに参加すると、いい解決策を導くきっかけになるかもしれません。今回は『NP(ノーバディーズ・パーフェクト※完璧な親なんていない)』と題する、カナダ生まれのプログラムを紹介します。

子どもから離れ、じっくり話し合う

NPには一般的な子育て講座と異なる点が2つあります。まず、必ず「託児付き」で行われること。ほんの2時間でも子供のいない環境でゆっくり過ごせるのは、それだけでも気分のリフレッシュになるでしょう。

そして最大の特徴は、育児について具体的な方法をレクチャーするわけではなく、参加者である同じぐらいの月齢の子を持つ母親同士で話し合って、「自分に合った子育ての仕方」を見つけていくことです。進行役のファシリテーターはいますが堅苦しい雰囲気ではなく、お茶やお菓子を囲みながらリラックスして参加できます。人数は一度に10名弱、週に1回6週にわたって行われ、まず第1週目では、一人ずつ悩みごとを自由に書き出します。参加者によっても違いますがテーマ別にするとおおむね4つで「しつけ」「食育」「周囲(夫や姑)との人間関係」、そしてプライベートな時間がないなどの「母親としての自分のこと」がほとんどだそうです。そこで参加者は「皆同じような悩みを抱えているんだ」と、自分の子育てが特別おかしいのではないと気付き、気持ちが軽くなるといいます。

2週目からはそれぞれのテーマを一つずつ、2~3のグループに分かれ話し合っていきます。「ウチはこれでうまくいった」などよその家の事例を聞けるだけではなく、「こんな便利グッズがある」など同じ境遇ならではの情報共有の場にもなっているようです。

次回はNPの内容について、具体的な事例を交えながら、より詳しく紹介していきます。

子育て支援ひろば カンガルーのおうち

浜松市中区佐藤2-22-1 ℡090-4217-8706(ひろば専用)

瑞雲こども園などを運営する社会福祉法人瑞陵会が、子育て中の母親を支援するために設けた施設。浜松市の委託事業として、育児に関する相談受付や講座などを行っている。