子育て

教育相談SOS-その4

子どもが反抗期に!どう対処すればいいの?

(2017年11月23日号掲載)

子育てをしていて避けては通れないのが「子どもの反抗期」。無理に押さえつけるのではなく、まずは子どもの意志を受け止めることが大切です。

反抗するのは成長の証

子どもの反抗期には、大きく分けて2つの段階があるといわれます。初めに訪れるのは2~3歳ごろの「第1次反抗期」です。親が何を言っても嫌がるため「いやいや期」ともいわれます。これは養育者と一体化して何でもしてもらっていた関係から、自分と養育者は別物だと分かった時に起こる現象です。小さな自我が芽生え、何でも自分でやりたがるようになります。

この時に親として大事なことは、いけないことは「いけない」と伝えつつ、子どもに選択肢を与えることです。自分で選ばせたり、できたという体験をさせたりすれば、子どもは失敗を繰り返しながらも目的に向かって行動できるようになります。反対に頭ごなしに叱り、すべてを否定すると、積極性が育たず、引っ込み思案になってしまう可能性もあります。

子どもが10代の思春期を迎えると「第2次反抗期」が訪れます。今まで従順だった子が、親や教師、権威に対して自己主張をし始めます。子どもの体が大きくなり、言葉使いもきつくなるので、対応に困る親も多いはずです。

この時、子どもを今まで通りに従わせようとすると、余計に反発します。暴力を振るったり、欲しいものを買ってあげたりして言うことを聞かせても、良い結果は生まれません。

大切なのは、子どもの話をきちんと聞いた上で、親が自分の気持ちを伝えることです。子どもは「親に自分の意見を聞いてもらえた」と感じることで、初めて冷静な話し合いをすることができます。

我が家の「家訓」を作ろう

もちろん、子どもの言うことを何でも聞くというわけではありません。お薦めなのは家庭の中で「これだけは譲れない」という"家訓"を設定し、子どもに伝えることです。「週1回は必ず家族全員でご飯を食べる」というような気軽なもので構いません。大事なことは、親がそれをきちんと守ることです。親の言うことが気分次第でコロコロ変わると、子どもに不信感や反発心を抱かせてしまいます。

近年は第2次反抗期がない子どももいます。理由は「反抗すると親に見捨てられる」と思っていたり、親が何でも自分の言うことを聞いてくれるので反抗する必要がなかったりとさまざまです。いずれにしても、反抗期がないとその後の対人関係で大きな壁に当たった時、うまく対処できないことが多いといわれています。

大切なのは、子どもが自分の居場所を感じられる家庭を作る事です。例えば「家電を買おうと思っているだけど、どれがいいと思う?」など、家庭のちょっとした悩みを子どもに相談する機会を設けてみてください。そうした会話を積み重ねていけば、子どもも親に認められているという自覚を持つことができるでしょう。

取材協力/浜松市教育委員会 教育総合支援センター ☎053-457-2424(相談専用ダイヤル)