コラム

杉山孝男の人間学-30

新年からは、「百福笑顔」のチェックを!  

(2017年11月2日号掲載)

「笑う門には、福来たる」(俗諺)とあります。

年末には「新年を迎え、自分の生き方のレベルをどの水準に置くか」を考えることが大切です。特に怒りっぽい人は、家族にも迷惑を掛けていますから、嫌われ者の一年にしないためにも勇気ある改善が必要です。

人により生き方が異なり、①敵意競走で生きる、②我慢自重で生きる、③百福笑顔で生きるなどがあります。

①敵意競争の生活では、負けるよりも勝つことが現代の競争社会に適しているように思えますが、絶えず戦いの日々となりますから、不安定な日々を過ごすことになります。

②我慢自重の生活には、「徳川家康公遺訓(いくん)」が参考になります。「人の一生は重荷(おもに)を背負いて遠き道を行くが如し、急ぐべからず。不自由を常と思えば不足無し。心に望み起らば、困窮したる時を思い出すべし。堪忍は無事長久(ぶじちょうきゅう)の基(もと)、怒りは敵と思え。勝つことばかり知り、負けることを知らざれば、害その身に至る。己を責めて人を責むるな。及ばざるは過ぎたるに勝(まさ)れり」(家康)

③百福笑顔の生活では、名著菜根譚の「気平らかなる者は、百福自ずから集まる」が参考になります。

気持ちが穏やかで円満笑顔の人は、万人を受け入れることのできる度量のある人です。前二句のような敵対意識や自重我慢でなく、周囲と和合し自然にも寄り添う気持ちから、何時(いつ)しか百福笑顔の福相になります。

人間学読書会のベテラン会員は「十一月から来年度の目標計画を立てます。そして十二月中に試験運転をしながら微修正をし、正月から一気にスタートを掛けます。ここ数年の年間目標は、①名言の和紙清書千枚、②トイレの鏡の前で笑顔千回です。お蔭で一年間が充実し、夫婦喧嘩もありません」と述べています。

「対者我映の法則」から奥さんにも百福笑顔が広がっているようです。

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