び〜が行く 周辺散策もたのし♪浜松市立 内山真龍(またつ)資料館
内山真龍って知ってる?「日本書紀」を研究して天皇に献上した人物なのだ。その資料館は昔懐かしい外観が印象的。今回は浜松市立内山真龍資料館(浜松市天竜区大谷 TEL053-925-4832)を訪ねてみたよ。(2008年3月13日号掲載)
国学を熱心に研究

内山真龍は江戸時代(1740年)に現在の天竜区大谷で名主の長男として生まれました。名主っていうのは領主の下で村政を担当した村の長のことで、関西では庄屋って呼ばれていたんだって。お父さんが病気だったので、真龍は21歳から名主に。生家の跡地に建てられたのが内山真龍資料館なのだ。入り口の立派な長屋門は当時の物で、浜松市の指定文化財となっているよ。まるで建物と間違えそうな立派な門は要チェック。

学問が大好きだった真龍は22歳で国学者・賀茂真淵に入門。浜松の儒学者・渡辺蒙庵や本居宣長の弟子、田中道麿に学びます。特に国学の研究に熱心で、「日本書紀」の研究史として「日本紀類聚解(にほんぎるいじゅかい)」を光格天皇に献上、今は宮内庁に保管されているんだって。また「遠江国風土記伝(とおとうみのくにふどきでん)」は大井川以西13郡を紹介した資料。よそから来たお代官様の役に立ったそうです。
絵や歌の才能も

資料館は展示館とふれあい館に分かれ、展示館には絵や短歌にも秀でていた真龍の自画像(レプリカ)やふすま絵、歌集などが展示されているよ。ほかに天竜地区の旧家・中村家に残る古文書や、同地区最古の神社である横山八幡神社に奉納された懸仏(かけぼとけ)、田楽面などもあります。常設展は入場無料。

ふれあい館は江戸時代に北遠地区の山間地の農家によく見られた「釜屋造り」を再現したもの。昔の道具も展示されていて、広間や縁側から美しい庭を眺めることもできるよ。また、歩いて5分ぐらいの所には真龍霊社があり、「カーン」と音がする珍しい金鳴石も。散策路をのんびり歩くのもいいね。
資料館は天竜区役所から徒歩10分。駐車場もあります。開館時間は午前9時から午後5時、月曜と火曜がお休みです。













