教育

Let's プログラミング Vol.4

ロボットで技術力を競う。佐治兄妹が世界大会に出場!

(2018年2月8日号掲載)

ロボットを通じてプログラミングの腕を競い合う大会が今、大きな盛り上がりをみせています。浜松市の佐治由洋君(小学6年)と愛美さん(4年)の兄妹は、昨年11月にコスタリカで行われた「ワールド・ロボット・オリンピアード(WRO)」の世界大会に出場しました。

何度も試して課題をクリア

WRO世界大会に出場した佐治由洋君(右)と妹の愛美さん。国内大会の優勝トロフィーを持ってニッコリ

WROとは世界50カ国以上の子ども(小~高校生)が出場する、国際的なロボットコンテスト。国内予選を勝ち抜いたチームが一堂に会し、プログラミングの腕を競い合う大会です。

昨年9月に東京で行われたWROの国内決勝大会。佐治兄妹はエキスパート小学生部門で優勝を飾り、初めて世界への切符を手にしました。コスタリカで行われた世界大会では81チーム中、28位を獲得。「目標は20位以内だったけど、初挑戦にしてはいい成績だと思う」と由洋君は胸を張ります。

大会で使うロボットは、レゴブロックにモーターやセンサーを取り付けたもの。選手たちは事前にパソコンでプログラムを組み、指定のコースを走らせてタイムなどを競います。コース上にセットされた課題を、ロボットが自分で考えてクリアできるかどうかが、勝負を分ける大きなポイントとなります。

今年の大会の課題は、動物の形をしたブロックを指定の場所に戻しながら、ゴールを目指すというもの。佐治兄妹はブロックを移動させるためのバンパーを開閉式にするなど、小回りが利くマシンを作り上げて勝負に挑みました。ですが、必ずしも思った通りにいかないのがロボットの難しいところ。プログラムが完璧でも、コースの地面の状態によってマシンの動きにズレが出るといいます。

「計算だけじゃなくて、実際に動かしてみないと分からない。うまく課題をクリアするには、何回も試す必要があります」

昨年は、情報通信技術の分野で挑戦的なアイデアを公募・表彰する「異能ジェネレーションアワード」(総務省主催)にも、独自のロボットプランを応募。ドローンを駆使して災害復旧ロボットを操作するというアイデアで、見事、ロボット・AI部門賞に輝きました。

「将来は自分で設計してロボットを作ってみたい」と話す由洋君。ロボットの持つ無限の可能性に、多くの子どもたちが気付き始めています。

WROで使用したロボット
WRO地域予選・浜松大会の様子