教育

母校の自慢行事 第58回

掛川市立西郷小学校

(2017年3月23日号掲載)

掛川市立西郷小学校の近くには、みんなが遊べる「子供の森」があります。自然いっぱいの山を舞台に、子どもたちは生き物や環境問題などについて学んでいます。

みんなの里山を守ろう。「子供の森」を探検だ!

学校の南東にある小山「子供の森」を探検する西郷小の4年生

2月10日、西郷小学校の子どもたちが、「子供の森」へトレッキングに出かけました。子供の森は、西郷小学校のすぐ南にある里山。約400haの広大な敷地に、森や池など豊かな自然が広がります。

森の中には展望台やアスレチックなど、子どもが遊べる施設も。これらを作ったのは、学校の 周りに住む「子供の森」支援の会の人々です。子どもたちが自然に触れられる場所を作ろうと、16年前から森林の整備活動を行ってきました。

同校では4年生になると、この森を活用した体験学習がスタート。この日は3つのグループに分かれて、山の中を探検しました。樹木の様子や生き物の声など、散策の途中で気付いたことは観察シートに記録していきます。

見たことのない鳥の姿に驚いたり、いつもは出せない大きな声を上げたり。豊かな緑に囲まれ、子どもたちの気分も高まります。探検後には「きれいな鳥の鳴き声が聞こえた」「森の中は自然がいっぱいだった」などの声が上がりました。

「山は放っておくと樹木が伸びすぎて、日光が入らなくなる。誰かが手を入れないと、生き物たちが暮らせない場所になってしまいます」

そう子どもたちにレクチャーするのは、支援の会の代表・杉村雄二さん。「森に遊び場を作ることは、荒れた山を甦らせることにもつながります。子どもたちには自然を大切にする心を持ってもらいたい」と思いを口にします。

12月には、枝を切って樹木の手入れをする「枝打ち」や、山で拾ったドングリをポットで育てる活動も行いました。ドングリの苗木は卒業する時、市内にある命山に植えることで、地域の防災に役立てています。

子どもたちに自然の大切さを伝える「支援の会」代表の杉村さん
枝打ちに挑戦する子どもたち
毎年行われるトレッキングの活動。森の中には知らない植物や鳥がいっぱい