教育

音の種まき 6/22(土)~「音楽アラカルト」開催

プロの目線で音楽を味わう

(2013年5月30日号掲載)

昨年の講座の様子。ピアニスト・小川典子さん(右)と音楽監督・竹森道夫さんのトークが行われた 「クラシック音楽は難しい」と感じてしまうのはなぜだろう。理由はさまざまだが、一つには「知識がないと楽しめない」という人々の先入観があるからではないだろうか。
「専門的な知識やテクニックは分からなくてもいいんです。音楽家たちが演奏中にどんなことを表現しようとしているのか。それを感じることで、プロと同じ目線で音楽を楽しむことができるんです」と、音楽プロデューサーの竹森道夫さんは話す。

アクトシティ浜松音楽工房ホールで10年前から開かれている「音楽アラカルト」。クラシックやジャズ、邦楽など幅広いジャンルの音楽を専門家が解説するこの講座で、竹森さんは3年前から音楽監督を務めている。年に5回開催され、講師によってはトークに加えてミニコンサートが開かれることもある。
「コンサートで音楽を聴く機会はあっても、実際の演奏者の話を聴く機会はそんなに多くありません。実際、音楽家が自分の音楽について素直な気持ちを言うようになったのはここ15年ぐらいのこと。それまでは職人気質の人が多かったですからね」

講師によってはミニコンサートが開かれることも東北の震災以降、音楽やアート、文学など、目に見えないものの価値が見直されつつあると感じている竹森さん。多くの人々へ音楽を届けるため、新たなジャンルの掘り起こしや表現手段の見直しを行っている。今年の音楽アラカルトでは、バレエやジャズ、オペラ、バイオリン、義太夫といった多彩なラインナップをそろえた。

「今回初めて女義太夫の方にお会いしましたが、女性のたくましさや奥深さなど私にとっても発見がありました。新しい世界を知る驚きや喜びを、お客さんにも味わってもらいたい。道を極めた人の言葉には、知識の有無に関係なく感動できる要素がきっとあるはずですよ」

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