教育

音の種まき 6/20(木)~ワンコイン・コンサート開催

一枚の硬貨がもたらす至高の音楽。

(2013年6月13日号掲載)

ワンコイン・コンサート開催 たった1枚のコインが、幸せな気持ちを届けてくれることがある。例えばトレヴィの泉に硬貨を投げ入れると、願いごとが叶うという言い伝えがあるように。

今月20日に開かれるワンコイン・コンサートは、上質なクラシックを500円という低価格で楽しめるイベントだ。県外の地方都市では、すでに同様のスタイルの催しが盛り上がりを見せている。三重県は過去5年間で30回を超えるワンコイン・コンサートを開催し、延べ2万6000人以上が来場。新潟県や兵庫県でも定期的に開かれ、多くの人々がクラシックに親しんでいる。

人気の理由はその手軽さだ。聴きたいと思えば、当日会場に足を運んで500円を支払うだけでいい。チケットの予約は必要ないため、直前までスケジュールが決まらなくても悩む必要がない。
「低価格だからといって、音楽の質が低いわけではありません。むしろ、普通のコンサートではありえない料金で、一流の演奏を聴けるのが最大の魅力です」と、主催である浜松市文化振興財団の後藤康志さんは話す。

今回出演するヴァイオリニスト・川久保賜紀さんは、世界三大コンクールの一つ、チャイコフスキー国際コンクールで最高位入賞の実績を持つ。競演者であるピアニスト・江崎昌子さんも、数々の国際ピアノコンクールで1位を受賞。実力派のアーティストをそろえつつ、今後も2カ月に1度のペースでコンサートを開いていく予定だ。 「ご飯を食べに行ったり街を歩いたりする延長で、クラシックを聴いていただければ」という後藤さん。暮らしの中に音楽がある素晴らしさを実感してほしいと願っている。

ワンコイン・コンサート川久保賜紀(ヴァイオリン)×江崎昌子(ピアノ)