教育

音の種まき 浜松市文化振興財団の挑戦

吹奏楽が子どもを育てる。

(2013年12月19日号掲載)

リーダー養成講座を受ける子どもたち。各パートに分かれ、基礎レッスンを受ける

音楽に親しむ小学生をリーダーに育てようとするプロジェクトが浜松にある。「吹奏楽リーダー養成講座」だ。

これは浜松市小学校合同吹奏楽団に所属する小学5・6年生を対象に、地元の若手音楽家が専門的なレッスンを行う事業。同楽団は浜松市内の小学生が集まって作る金管バンドで、今年は97人が所属している。

講座は年に6回。楽器ごとに分かれて行うパートレッスン4回と合奏レッスン2回がある。「リーダー養成」とはいえ、レッスンの内容は決して高度なわけではない。むしろ楽器を吹く時の姿勢や、息の吸い方など、基礎的なテクニックを身につける練習がほとんどだ。講師の原田大雪さん)はこう話す。
「小学生のうちから特別なことをやる必要はありません。今のうちに基礎を身につけることで、将来の伸びに大きな違いが生まれるのです」

ユーフォニアムのレッスンを受けた宮川七瀬さん(飯田小6年)は「学校では全体練習が主なので、演奏の基本を教えてもらえるのは勉強になる」と話す。学校の金管バンド部では部長を務めており、講座で学んだことは普段のクラブ活動にも生かされているという。

講座で学んだことを学校の仲間にアドバイスする宮川さん(右)

「うまく演奏できない友達には、講座で教わった内容をアドバイスしています。分からないことを教え合うことで、仲間との絆が深まっている感じがする」

練習時には、率先してメンバーをまとめているという宮川さん。音楽の基本を身につけることが、人としての基礎作りにつながっている。

【イベント情報】

第4期浜松市小学校 合同吹奏楽団・卒団演奏会

日時:2014年1月26日(日)14:00~
会場:雄踏文化センター
料金:無料
問 泉小学校(西尾先生)TEL.053-472-5228