教育

部活戦記

浜松開誠館中学・高校アメフット部
勝利の道を、切り開け。

(2014年3月6日号掲載)

アメフットで重要なのはチームワーク。オフェンスラインが相手ディフェンスの動きを封じている間に、ボールを持った選手が前進する

アメリカンフットボールというと、まず思い浮かぶのはゴツイ防具を身につけた男たちの姿だろう。彼らが激しくぶつかり合う様は、他の球技にはない迫力と魅力にあふれている。

浜松開誠館中学・高校アメフット部の部長・杉山海君(高校2年)も入部当初、「これはスポーツというより格闘技だ」と思ったという。だが、実際に経験を積むにつれ、細かな戦術と緻密なチームワークが物を言う球技であることが分かってきた。

作戦を忠実に実行するには、相手に当たり負けない力強さが必要だ

「ボールを持って走る」「パスを通す」などさまざまなプレーを組み合わせて攻撃を行う

「ほかのスポーツは個人の能力が勝敗に大きく関わりますが、アメフットは分業制の球技。一人ひとりが事前に決められた仕事をしっかりと果たすことで得点につながる」
アメフットはサッカーやラグビーと同じく、ボールを前進させて敵陣に攻め込むスポーツだ。ボールを持って走るランニングバック、味方にパスを出すクォーターバックなど、選手11人の役割はポジションごとに明確に決められている。

試合中、ほとんどボールに触れることのないポジションもある。オフェンスラインと呼ばれる前衛の選手たちだ。彼らは戦場の最前線に立ち、体を張って相手ディフェンスのプレーを妨害する。杉山君もチームのライン陣の一人だ。
「自分が壁になって、後ろにいるランニングバックの通り道を切り開く。目立たないポジションだけど、バックス(後衛)が進んでくれることを信じて体を張るのが僕らの仕事です」

「自分が壁になって、後ろにいるランニングバックの通り道を切り開く。目立たないポジションだけど、バックス(後衛)が進んでくれることを信じて体を張るのが僕らの仕事です」

どこに通り道を作るかは事前に作戦で決められている。だが、作戦成功の鍵は、あくまで選手同士の信頼感にかかっている。

◆浜松開誠館中学・高校アメフット部
1998年創部。部員19名。春と秋に行われる県大会で初勝利を目指す。チーム名は「スカイウォーカーズ」。