
いつも飲んでる牛乳は、どうやってできているか知ってる?小学生が牧場を訪ねて、牛の乳搾りやエサやりを体験したよ。
【今回学んだこと】
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子牛は上前歯が生えてない
牧場を訪ねると、入り口でかわいい子牛が出迎えてくれた。生まれたてといっても体重は約40kg。子牛の口に指を近づけると、お母さんのおっぱいだと思ってすごい勢いで吸い込んできたよ。生まれてから2カ月間はミルクを飲んで育つんだって。お乳を吸いやすいように上前歯も生えてないんだ。 -
2年で体重600kgに!
ミルクを卒業した牛は、干し草を食べて大人になる。1日に食べるエサの量は50kg!体重は2年間で600kgまで増えるんだ。エサを朝晩2回、しっかり与えるのも酪農家の大事な仕事。干し草を食べやすい大きさにして与えると、勢いよく食べ始めた。牛は胃が4つあるから、固い草でも消化できるんだよ。 -
搾る前に一声かける
さて、いよいよ乳搾り。まずは牛の脚を軽く叩いて「今から搾るよ」と声をかける。いきなりおっぱいを触ると、牛がびっくりしちゃうからだ。搾り方にもコツがあって、最初に親指と人差し指で乳首の根元をつかむ。そして中指、薬指、小指を一本ずつ折り曲げて行くと…ピュッ!おおっ、あったかいミルクが水鉄砲みたいに出てきたぞ。搾り取った牛乳は工場に運ばれ、殺菌したものがみんなの元に届くんだ。 -
バターもできちゃった
最後は搾ったばかりの牛乳で、手作りバターを作ってみたよ。牛乳をペットボトルに入れたら、少しだけ生クリームを入れてシェイク!振動を加えることで、牛乳の中の脂肪分が固まってくるんだ。10分後には滑らかなできたてバターが完成したよ。
【取材協力】
立岩牧場
浜松市北区引佐町井伊谷3712-18 TEL.053-542-1011
約50頭の牛がいる「いなさ牛乳」の生産牧場。搾乳体験(1000円)や哺乳体験(500円)、バター作り(500円)など、牛とふれ合う体験を受け付けている。名物は搾りたての牛乳を使ったソフトクリーム(300円)。