教育

母校の自慢行事 第35回
湖西市立

知波田小学校

(2015年5月21日号掲載)

知波田太鼓だ、ドドンがドン!

入学式で新1年生を前に演奏する5・6年生たち。式典会場に祭ばやしが響き渡った

4月6日、知波田小学校の入学式。厳かな雰囲気が漂う式典会場に、突如、大太鼓が鳴り響きました。続いて、篠笛の幽玄な音色。新1年生を歓迎すべく、同校伝統の「知波田太鼓」が始まったのです。

演奏しているのは、オレンジ色の法被を羽織った子どもたち。5・6年生からなる、音楽部員ら約45人です。部員たちは毎年、新1年生に歓迎の演奏を披露し、入学をお祝いしています。

知波田太鼓の活動が始まったのは、今から約20年前。同校の卒業生で、かつて音楽大学の教授を務めていた山本文茂さんが、母校のために祭ばやしをもとにした曲「うるわし」を作曲したのがきっかけです。

昨年の多目的センター祭りの様子。オレンジの法被は代々、先輩から受け継いで使っている

放課後に練習を行う部員たち。地域の人に演奏技術を教わることもある

自分の体よりも大きな太鼓を、力強く打ち鳴らす

部員たちは週に2回、音楽室に集まって練習に励みます。パートは大・中・小の太鼓と篠笛。巨大な太鼓を演奏するには、それなりの経験が必要です。大太鼓を担当する島野銀司郎君(6年)は「全身を使って腕を思いっきり動かすのがコツ。いい音が出ると気持ちいいです」と話します。

篠笛は太鼓よりも難易度が高い楽器。普段使っているリコーダーとは一味違った演奏技術が求められます。演奏が上手な子どもは、ソロパートに任命。観客の視線を一身に集めるソロは、部員たちのあこがれの的です。

ソロ担当の金田梢さん(6年)は「指の使い方や息の吹き方は、上級生たちに教えてもらいました。今年は私たち6年生が下級生に演奏を教えて、伝統をつなげていきたいです」と抱負を語ります。

部員たちは7月に湖西市の音楽科発表会、10月に多目的センター祭りで演奏予定。子どもたちが奏でる邦楽を、地域の人たちも楽しみにしています。