教育

浜松RAIN房コラボシリーズ
試して遊ぼう!科学工作部

Vol.9 樟脳船(しょうのうせん)を作ろう。

(2016年3月3日号掲載)

水が引っ張り合うエネルギーを利用

工作が完成したら、実際に水の上に浮かべてみよう。船はまるで何かに引っ張られるみたいに、水面をスイスイ移動し始める。前に進んだり、横に曲がったり。一体、どうしてこんなことが起こるのだろう?

防虫剤に使われる樟脳には、水の表面張力を弱める働きがある。表面張力とは、液体の表面をできるだけ小さくしようとして分子同士が引っ張り合うパワーのこと。水の表面には常にこの力が働いていて、水面に浮かべた物体の前後左右にも、同じように引っ張る力がかかっている。

今回の樟脳船を水面に浮かべると、樟脳が詰まった船体の後ろだけ表面張力が弱くなる。すると、前と横に引っ張る力が相対的に強くなるため、船が前や横に動き始めるというわけ。船体はなるべく小さく軽く作るのがポイントだ。

【取材協力】サイエンスデイズ株式会社
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