教育

母校の自慢行事 第52回

浜松市立神久呂(かくろ)小学校

(2016年11月10日号掲載)

浜松市立神久呂小学校は校内に竹林がある学校。毎年、地域の人が竹を使った授業を行い、竹の活用術を5年生に伝授しています。

流しそうめん、筍(たけのこ)掘り...竹を資源に活用しよう。

自分で作った箸と器で流しそうめんを味わう神久呂小の5年生たち

竹の箸と器を構え、そうめんが流れてくるのを今か今かと待ち受ける子どもたち。10月14日、神久呂小学校の5年生が、地元の竹を使った流しそうめんを楽しみました。同校では毎年、竹をテーマにした授業が行われています。

三方原台地の縁に位置する神久呂地区は、竹林が多い地域。江戸時代に食料不足を補うために盛んに竹が植えられたといわれています。神久呂小学校は校内に竹林がある珍しい学校です。

「生活に身近な存在である竹のことを、もっと子どもたちに知ってもらいたい。昔は竹を使っておもちゃをよく作ったものですよ」と話すのは、地域で竹林整備の活動を行っている野嶋一男さん。野嶋さんは仲間とともに、毎年同校で竹の授業を行っています。

5年生は春になると筍掘りに挑戦。収穫した筍は給食の具材として使われ、全校生徒で味わいます。年によっては、竹トンボや水鉄砲を作る竹細工教室も行われます。

流しそうめんは毎年秋に行われる恒例行事。少し季節はずれなような気もしますが、竹を割るには空気が乾燥していてちょうどいいシーズンです。子どもたちは自分でナイフやのこぎりを使い、箸や器を作りました。

5年生の一人、内山こころさんは「竹は固くて切るのに力がいった。筍掘りをした時も土の中から抜くのが大変だった」と話します。昔に比べて、竹を資源として活用する機会が少なくなっている昨今。神久呂小の子どもたちは、1年を通じて竹の活用術を学んでいます。

春の筍掘りも楽しみの一つ。全校生徒が食べられるほどたくさん採れる
のこぎりを使って竹を切り、オリジナルの器を作った
地域の人から竹の削り方を教えてもらう。みんな真剣な表情だ