教育

母校の自慢行事 第60回

掛川市立和田岡小学校

(2017年6月8日号掲載)

掛川市立和田岡小学校は、国指定史跡の和田岡古墳群が学区にある学校です。毎年6年生が古墳巡りを行い、地域の歴史を学んでいます。

大コーフン!和田岡古墳群を巡ろう。

吉岡大塚古墳の上に立つ和田岡小の6年生たち。でっかい古墳だなあ

今から約1500年前、原野谷川右岸の河岸段丘にたくさんの古墳が築かれました。これらは当時、掛川周辺地域を代々治めていた首長の墓と考えられ、古墳時代の様子を知ることができる貴重な遺跡です。現在は「和田岡古墳群」の名で、5つの古墳が国の史跡に指定されています。

5月12日、和田岡小学校の6年生が、毎年恒例の古墳見学に出かけました。子どもたちは教育委員会の学芸員・井村広巳さんのレクチャーを聞きながら、学区にある和田岡古墳群を巡ります。

まずみんなが出かけたのは、学校の北にある春林院古墳と行人塚古墳。古墳は高い丘の上にあり、眼下にはのどかな田園風景が広がっています。「古墳はこの地を治めていた偉い人のお墓です。人々がいつでも見られるよう、高い所に作られているんですよ」という井村さんの解説に、子どもたちは一生懸命メモを取ります。

お次は巨大な前方後円墳である吉岡大塚古墳。井村さんはみんなに、現地から出土した埴輪を見せてくれました。埴輪というと人や馬の形をした焼き物を思い浮かべますが、この古墳から出てきたのは土管のような形をした円筒埴輪。遺物を間近に見た子どもたちは「これが埴輪?」と興味津々です。瓢塚(ひさごづか)古墳では出土した銅鏡を触らせてもらうこともできました。

最後は、古墳群で最も大きな各和金塚古墳を見学。学習を終えて子どもたちは「教科書に載っていない古墳を知れて良かった」「和田岡にこんな歴史があるなら、ほかの地域の人にも知って欲しい」といった感想を口にしました。故郷のスゴイ一面を発見し、大興奮の一日でした。

瓢塚古墳の中から出てきた銅鏡も見て、触ることができた
和田岡小学校のキャラクター「こあくん」。前方後円墳の形をしている
土管の形をした「円筒埴輪」を触らせてもらった