教育

母校の自慢行事 第62回

浜松市立 気田小学校

(2017年8月31日号掲載)

浜松市立気田小学校は夏になると、いかだ作りの体験を行います。2年前に統合した熊切小学校の伝統を受け継いで取り組まれている行事です。

自然と歴史を体感!いかだ作りに挑戦だ。

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手作りの「いかだ」に乗って熊切川を渡る気田小の子どもたち

春野町にある気田小学校は、豊かな緑に囲まれた山あいの学校。夏真っ盛りの7月19日、4~6年の子どもたちが天竜川の支流・熊切川で「いかだ体験」を楽しみました。

河原に集まった子どもたちは、3つのグループに分かれていかだ作りに挑戦。事前に学校で組み立てておいた丸太の土台に、タイヤチューブを縛り付けていきます。材料はすべて保護者たちが調達。地域の人々からひもの縛り方を教わり、10人以上乗っても沈まない立派ないかだが完成しました。

この行事はもともと、熊切小学校で行われた取り組みです。気田小の隣の学区にあった熊切小は2年前、児童数の減少によって廃校となり、気田小に統合されました。統合した後も母校の行事をなくしたくないと考えた先生や保護者たちが協力し、気田小の新たな行事として復活させたのです。

熊切小から編入した大畑佑奈さん(6年)にとっては、いかだ作りはもう慣れっこ。「ひもを結ぶのが大変だけど、作るのはもう慣れた。友達にも作り方を教えてあげました」と話します。今年初めて挑戦した酒井響希君(4年)は「頑丈にひもを結んだのにすぐにほどけた。作るのが難しかった」と苦労を口にしました。

完成したいかだは水に浮かべ、川下りを楽しみます。鎌倉令奈さん(5年)は「いかだの上は少し怖かったけど、みんなと乗れて楽しかった」と満喫した様子です。

天竜地域はもともと林業が盛んな土地。昭和30年ごろまで、伐採した材木をいかだに組み、川に流して下流まで運んでいました。いかだ体験を通して、地域の歴史や産業、自然環境を学んでいる子どもたちです。

保護者が用意してくれた材木を、ひもでしばって「いかだ」の基礎を作る
土台にタイヤチューブをくくりつける。しっかりと結ばないと、ほどけちゃうぞ
何人乗っても沈まない「いかだ」が完成。ちゃんと乗れるよ!