教育

Let's プログラミング Vol.2

プログラミングは簡単?子ども向け言語で練習だ。

(2017年11月9日号掲載)

2020年から小学校で必修化されるというプログラミング教育。でも「プログラミングって難しくないの?」「子どもにできるの?」という疑問を持つ人も多いのでは。そこで、浜松市にある子ども向けのプログラミング教室をのぞいてみました。

Scratchで楽しく学ぶ

浜松市のプログラミング教室「プログメイト」。ゲームやロボット、Web開発などさまざまなコースがあり、子どもたちが各自の課題に取り組んでいる

浜松市にあるプログラミング教室「プログメイト」。ここは静岡大学のベンチャーから始まった、小学生~高校生を対象にしたプログラミング教室です。教室には8人ほどの子どもたちがパソコンのモニターに向き合い、プログラミングに取り組んでいました。

プログラミングというと、キーボードを使って数字やアルファベットを打ち込み、モニターには魔法のような文字列がズラーッと並ぶ......というイメージ。だけど、子どもたちが取り組んでいるのは、オレンジや青といった色がついたブロックを、マウスを使ってパズルのように組み立てていく作業でした。なんだかゲームのようで楽しそう。これがプログラミング?

「これはScratch(スクラッチ)という初心者向けのプログラミング言語です。文字ではなく、ブロックを組み合わせてプログラムを作るので、見た目にも分かりやすいのが特長ですね」

そう話すのは講師の棱野寿章さん。Scratchはマサチューセッツ工科大学で開発された言語。画面には猫のキャラクターが表示され、その隣には「○歩動かす」「音を鳴らす」といった日本語が書かれたブロックが配置されています。これらのブロックを並べたり、合体させたりすると、例えば「10歩いたら止まる」「スペースボタンが押されたら音を出す」といったキャラクターへの命令文を作ることができるのです。

ブロックの組み合わせ次第では、複雑なゲームも作れるというこの言語。見た目は楽しげですが、コンピューターが命令を理解できるように、順序立ててブロックを並べていかなければいけません。そのため、論理的に物事を考える力を身に付けることができるのです。Scratchでプログラミングの基礎を習得すれば、英語や数字を使って打ち込む上級のプログラミング言語にも無理なくステップアップできるといいます。

Scratchはブロックを組み合わせることで、キャラクターの動きをコントロールできる

教室に通う坪井唯円佳さん(中学1年)はScratchを一通り学び終え、今は「Python(パイソン)」という本格的なプログラミング言語に挑戦中。「キーボードで文字を打つのは疲れるけど、難しくはない。もっと勉強してウェブサイトを作ってみたい」と真剣な表情でモニターを見つめていました。

取材協力/株式会社プログメイト 浜松市中区板屋町541 2F 053-555-0004(受付時間13:00~20:00)