袋井市立袋井東小学校の合言葉は「刮目(かつもく)」。昨年からはさまざまなジャンルのプロを招く「子ども刮目デイ」が始まり、本物を見る目を養っています。
新たな心の目を開く興味津々!子ども刮目デイ

縄★レンジャーのロープパフォーマンスに子どもたちは魅了された

「刮目」とは目をこすって、物事を良く見るという意味。今年で創立145年を迎えた袋井東小学校は、明治12年に「久津部村立小学刮目舎」と称されて以降、戦前まで「刮目」を校名に冠した学校でした。
そんな同校で昨年から始まったのが「子ども刮目デイ」。各業界で活躍する人々を学校へ招き、子どもたちに刺激とふれあいの場を提供する行事です。地域で活動する団体「子ども刮目舎」の支援を受け、学校と共同で主催されています。
「何かを極めている人を間近で見ることで、物事の本質を見抜く目を持つようになってもらいたい」と話す子ども刮目舎の前嶋康枝さん。これまでJAXA(宇宙航空研究開発機構)職員や、リオパラリンピック陸上競技で銀メダルを獲得した山本篤さんの講演、人形浄瑠璃や音楽コンサートなどさまざまなジャンルの講座を開いてきました。
1月30日、今年度4回目となる「刮目デイ」が体育館で行われました。今回の講師は、全国各地で縄跳びパフォーマンスを行っている「カッ跳び戦隊 縄★レンジャー」です。メンバーのアクロバティックなロープショーに、子どもたちは大興奮。上手な縄跳びの跳び方のレクチャーや、参加型の体験教室も行われました。
会の終わりには、児童代表の原田琴羽さん(6年)が「縄跳びをする時は、自分だけでなく、一緒に跳ぶ相手のことも考えなくてはいけないことが分かりました。今度、長縄集会があるので、私もみんなのことを考えて跳びたいと思います」とあいさつ。一流のパフォーマンスに触れたことで、新たな〝心の目〟が開かれたようです。


