グルメ

JA遠州中央 季節の味 - 第1回

磐田特産の高級食材 海老芋(えびいも)

(2017年10月12日号掲載)

JA遠州中央管内で作られている旬の野菜をピックアップして紹介していきます。第1回は高級食材として名高い「海老芋」です。

磐田市は海老芋の日本一の生産地。エビのような模様と反った形から、その名前が付いたとも言われています。子芋の重さは50〜800g程度。里芋に比べてぬめりが少なく、しっとりとした上品な食感が特徴です。また煮崩れしにくく、じっくりとダシを染み込ませて深い味わいを表現できるので、京都の高級割烹料理店などでも使われます。

豊岡地区で農業を営む新貝育夫さんは、お兄さんとともに祖父、父の後を継ぐ若手生産者。祖父の代から砂の割合の多い砂壌土の地域で、約50年も海老芋を作り続け、県内をはじめ全国に出荷をしています。

生産者の新貝育夫さん

海老芋を作る上で、特に注意を払っているのは、その曲がった形状に仕上げること。大きさと形などから細かく28の階級に分けられます。「真夏の暑い時期に汗を流しながら、手作業で1株1株、丁寧に土を寄せて、曲がり具合を整えています」

余分な芽や葉を取り除きながら、広大な畑にある1万株もの海老芋の土寄せが繰り返し行われます。「大変さや難しさと同時に、その分やりがいも感じます」と時折、笑顔を見せつつ語る新貝さん。「身近な野菜として、もっと地元や全国の人たちにも食べてもらえたら。さらに若い人たちの中で、海老芋の生産者が増えてくれたら嬉しい」と海老芋の将来も見据えています。

8月の炎天下に手作業で、緩やかな曲線を描くように仕上げられた海老芋。秋から冬にかけて全国に向けて届けられます。手軽にできる料理も多くあるので、地元の旬の味覚を一度、楽しんでみてはいかがですか?

手軽にできるおすすめレシピ

海老芋の揚げ煮風
【材料】 ◎材料(4人前)
  • 海老芋:400g
  • 片栗粉:大さじ3
  • 揚げ油:適量
  • しょうゆ:大さじ2
  • 砂糖:大さじ1と1/3
  • いりごま:大さじ2
【作り方】
  1. 海老芋は蒸して皮を取り除き、ビニール袋に片栗粉と一緒に入れ、片栗粉をまぶして揚げる。
  2. 鍋に砂糖、しょうゆを入れて一煮たちさせ、①をからめる。
  3. 仕上げにいりごまをふる。
ファーマーズマーケット 磐田南部どっさり市
磐田市前野2765-2 0538-21-4500
9:00~18:00
休:年始、盆明け

取材協力