グルメ

同じ赤でも味色々 薬食同源、気軽に味わう本場の味

奥深き韓国家庭料理

(2017年5月18日号掲載)

情熱韓菜 民俗村浜松市・海老塚

ポッサムセット(2~3人前)2,000円

韓国料理というと、焼肉やプルコギ、ビビンバ、冷麺などがお馴染みだが、家庭では一体どんな料理を食べているのだろう。そこで、多種多彩で本格的な韓国家庭料理が気軽に味わえる「民俗村」を訪ねた。日本では一汁三菜が基本だが、「韓国の家庭ではチゲ(スープ)とご飯と一緒に、メイン料理のほか十種類ほどのおかずを並べ、みんなで食べます」とオーナーのピョン・ソウクンさんは話す。

薬食同源の考え方を持つ韓国では、肉以上に野菜をたくさん摂る習慣があり、体調によって食べ分けるそう。ユネスコの無形文化遺産に登録されているキムチだけでも、そのレシピは百種類以上。韓国ではどの家にも〈キムチ専用冷蔵庫〉があり、キムチ作りは花嫁修業の一つだったが、「今の若い人はあまり自分でキムチを作らなくなりました」と嘆く。

経験豊かなオーナーの
ピョン・ソウクンさん

メニュー選びに迷ったら、まずは「おまかせ9品盛り」を。日によって内容は変わるが、たとえば大根、ネギ、ごぼう、イカ、じゃこ、タコなどのキムチ、茎ワカメ、韓国南瓜、身体に良い蔓人参(トラジ)などの常備菜が盛り付けられている。肉も食べたい人には「ポッサムセット」がおすすめ。牡蠣や大根、さつま芋、リンゴのキムチの具と蒸した豚バラ肉をエゴマの葉やレタスで巻いて食べる、栄養バランスに優れた料理だ。

また、韓国で千年以上も前から食べられていたチジミの種類もいろいろ。ここでは珍しい緑豆のチジミ「ノットゥ」も味わえる。豚肉とキムチ、ネギが入っていて、表面がカリッと香ばしく、コクがある。

「韓国料理はどれも赤い色で同じと思われがちですが、実際は多種多彩。辛くないもの、肉以外のものなど何でも聞いてほしい」とピョンさん。4月にリニューアルし、経験豊かなシェフも加わり、ますます本格的な韓国料理が味わえるようになった「民俗村」。千円飲み放題もあるので、気軽に居酒屋感覚で楽しめそうだ。

ノットゥ(緑豆チジミ)1,200円
ケジャン(ワタリガニのキムチ)1,000円
おまかせ9品盛り小1,000円、大2,000円

情熱韓菜 民俗村

053-456-0045
浜松市中区海老塚2-2-15
営業時間/17:00~25:00 休み/月曜

取材協力/韓国家庭料理 民俗村