グルメ

料理人ストーリー

Yoshikuni Yamada ― 山田芳国

(2015年5月28日号掲載)

誰とでも対等に本音で。空間を皆と分かち合いたい。

畑の恵みそのまんま!「彩り野菜のバーニャカウダ」(1,080円)
※内容は仕入れによって異なります

袋井市のカフェダイニング「イザカフェクーカイ」、寿司店「宝鮨」、ビストロ「マ メゾン」、居酒屋「呑楽堂」、バー「モンキー」、菊川市のフレンチ「サヴァカ」、さらには袋井市のヘアサロン「スイッチ」などなど、オーナーシェフ山田芳国さんの口からは仲間の名前が次々に出てくる。

「ジャンルや業種が違っても、お客様を思う気持ちは同じ。そこでつながっているから、いつも良い刺激をもらっています」

二十歳の頃は名古屋で美容師として働いていた山田さん。当時は「俺のやり方で!」と肩ひじ張っていて、苦労が絶えなかったという。その後、飲食の道に転向し、浜松のイタリアンレストラン「ラフラーゼ」(現在は閉店)で働くようになって考えが変わった。「初めて学ぶ喜びを知ったんです。シェフは僕に仕事を"やらせる"んじゃなくて"任せて"くれました。楽しく仕事ができると、その雰囲気は料理にも映るんですよ」

31歳で開いた自分の店「アネッロ」はイタリア語で「リング(輪)」という意味。その名の通り、飲食店仲間やお客との輪が少しずつ広がりをみせている。
「年下でも教えてもらいたいことはあるし、自分も良い情報を独り占めするつもりもありません」。誰とでも対等に、相手を否定せず受け入れる山田さんの姿勢は店にも表れ、誕生日ケーキやお祝いコースなど、特別な演出を望む人たちがこの店を選んでいる。
「お客様とも上下関係なくお付き合いできたらうれしいです。だから、『5年後にこういう店にする!』って、僕が決めるんじゃなくて、お客様やスタッフと一緒に作り上げていきたいと思っています」

Yoshikuni Yamada

山田芳国。袋井市出身、33歳。自称「B型の気分屋」さん、ゆえに母の日前日にサプライズプレゼントを思い付き、パティシエを巻き込んだ"クッキー大騒動"を起こしたことも…。モノづくりは何でも好きだがパソコンは苦手なので、メニューのリニューアルに苦戦中。

イタリア食堂 Anello(アネッロ)
“お客様の笑顔のために”を第一に考え、野菜好きなシェフと本格パティシエがおもてなしするイタリアンレストラン。野菜はすべて国内産を使用。ランチは1620円~。
TEL.0538-43-2705
袋井市新屋3-8-1
営業:11:30~13:30 18:00~21:00
休業:月曜