グルメ

料理人ストーリー

Makoto IRIE ― 入江真

(2016年1月28日号掲載)

テーブル囲んでワイワイと!フランスの日常をここに

仲間とシェアするメインにぴったり。
「豚バラのコンフィと自家製ソーセージ」(1,600円)

「『すごいボリュームだね』って言われると嬉しいです!」。ビストロ・ア・ターブルのオーナーシェフ・入江真さんは、その真意を料理に込めている。高級レストランではコース全体の配分により、大きな皿にたっぷり余白を取って、メインの肉が上品にちょこんと盛られていることも少なくない。でも、ア・ターブルのメインは皿からこぼれんばかり、肉の塊がドドーンと鎮座する。これぞフランスの庶民的な食堂「ビストロ」の真の姿だと言わんばかりに。

「フランス料理って言うと高級なイメージばかり浸透していますが、ビストロでは1つの皿を仲間とつつきあって、ワイワイやってほしいんです。それには、このぐらいの量がないとできないでしょう?(笑)」

フランスの星付きレストランで修行していたときも、入江さんの日常を支えていたのは温かで和やかなビストロだった。

その後、地元・浜松での修行を経てオープンさせたのは、もちろん愛すべきビストロ。今やクチコミやリピーターでにぎわう毎日だが、今はまだ"ビストロ"の雰囲気を伝えきれず、「記念日に」と特別仕様の予約も少なくない。「ありがたいことですが、本当は会社帰りとか何でもない日に寄ってもらえればもっと嬉しいです。そのためにはビストロらしい新メニューも出さなくちゃいけないし、提供スピードも上げたいし!課題は山積みですよ(笑)」

オープンから半年。仕入れ、仕込み、営業、片付け...毎日はあきれるほど同じことの繰り返しだが、シェフはその中にこそ幸せな時間があると信じている。目下の目標は半年後の1周年。いつものお客様とともに迎えることを楽しみにしている。

Makoto IRIE

入江真。浜松市出身、32歳。浜松はもとより、東京、フランスなど、フランス料理を軸に腕を磨き続けた後、料理人の妻と二人で2015年7月7日「ビストロ・ア・ターブル」をオープン。至福のひとときは営業後の入浴タイム。

bistro a table(ビストロ・ア・ターブル)

ランチ2100円〜、ディナー3240円〜。単品料理は旬の食材使った逸品も含め25品以上とバリエーション豊かです。飲み放題付き「歓送迎会プラン」(4500円〜)もあります。要予約。14名以上で貸し切りも受け付け中!

TEL:053-528-7567

浜松市中区富塚町2299-3
11:30~14:00、17:30~21:00
水曜、第3火曜
※駐車場6台(3台分は店の裏側)