グルメ

グルメ 対談(びぶれ編集企画)

料理人が挑む地域ブランディング。

(2016年3月24日号掲載)

「地方創生」は他人事じゃない。郷土を愛する二人の若き料理人が、地元の名物食材を手に立ち上がった―。

  • 山田芳国さん(右):「イタリア食堂Anello」オーナーシェフ。袋井市出身、34歳。
  • 石黒智康さん(左):フランス料理店「Bistro Ma Maison」オーナーシェフ。袋井市出身、37歳。
袋井を自分の手で盛り上げる ― 石黒
小メロンのスペシャリテを各店に ― 山田
山田 おつかれさまです。良いのできました?
石黒 おつかれ!できたよー、取材の3日前に言うから必死で考えたけどね(笑)。
山田 あはは。僕もです。
石黒 山田くんが「新メニュー作って」って言う理由が「袋井を盛り上げたいから」だったから、やるって決めたんだけどね。
山田 ありがとうございます。袋井の活性化を「レストラン発」でやりたくて。石黒さんなら一緒にやってくれると思ったんです。
石黒 新作テーマの「小メロン」、最初キツイと思ったよ。漬物のイメージ強すぎるじゃんね(笑)!
山田 「お茶」とか地酒の「酒粕」とかも考えたんですよ。でも、袋井名物を探しにお土産屋さんに行ったら、団体の観光客が「小メロン」を買ってたんですよ。やっぱり珍しいんですね。だからこその「小メロン」ですよ!
石黒 そう言われて改めて考えたら意外とポンポン浮かんでさ。今回は3種類。ファルシとパルマンティエと、牡蠣と小メロンのブレゼね。
山田 あ!ファルシ、僕も考えましたよ!
石黒 実はこれ、冷製前菜なんだ。ファルシはオーブン料理だから本来温かい食べ物なんだけど一晩置いたらいい感じでさ。食べてみてよ。
山田 あ、いいですね!小メロンと詰めた肉の食感がばらけてない。
石黒 山田くんは何作ったの?
山田 イタリアンらしくパスタです。あとキッシュ。珍しい料理は敬遠されちゃうこともあるから、あえて馴染みのある料理で使いました。
石黒 今回の小メロンメニューをお客様が食べに来てくれて、小メロンがもっと身近な食べ物として家庭料理ぐらいになると「袋井=小メロン料理」が広がっていくと思うんだよね。
山田 そうですね。飲食店も洋食だけじゃなくて、いろいろなジャンルの店にそれぞれの小メロンスペシャリテ(オリジナル看板料理)ができて、全国的に広がると面白い!
石黒 近所のスーパーで普通に小メロンが買えて、小メロン料理が袋井市の郷土料理として根付いていくまで育てていきたいね。そしたら、メロン農家になりたい人も増えたりして。
山田 いいですね。この企画、夢がありますよ!
小メロンのファルシ(M)
小メロンのカルボナーラ(A)
小メロンと牡蠣のブレゼ白ワインのソース(M)
小メロンのパルマンティエ風(M)
小メロンのキッシュ(A)

(M)=アネッロ/(A)=マメゾン