グルメ

シティーホテルシリーズVol.1

知りたい!浜松のホテルレストランの今

(2016年11月3日号掲載)

期待に応える開かれた和食堂へ
-オークラアクトシティホテル浜松 和食堂・山里 藤井秀典料理長-

秋を目と味覚で楽しむ
「霜月昼会席」3,800円
前菜、小吸物、お造り、焼物、煮物、お食事、本日のデザート
和食堂 山里
オークラアクトシティホテル浜松31F
053-458-1233(予約受付9:00〜20:00)
  • ランチ/11:30~14:00(土日祝日は14:30まで)
  • ディナー/17:30~21:00

日常に寄り添う上質空間

「『ちょっと食べに行こう』ぐらいの気軽な感覚でも、ホテルのレストランをお使いいただきたい」

選び抜かれた食材、一流の食器、それらを操る料理人とサービススタッフ。世界の賓客を迎えるホテルオークラの和食堂・山里、藤井秀典料理長の口から出たホテルレストランの今は、身近な「日常」の中にあった。

バブル時代、ホテルは着飾った若者たちのステータスだった。あれから25年余、今はビュッフェや女子会など、カジュアルに使われることも多くなったが、まだ「非日常」のイメージが払拭されていない部分もある。それはある意味必然、ホテルが持つ上質さがそう感じさせているのだろう。

和食の粋なおもてなし

現在、和食堂・山里で提供されている「霜月昼会席」は、前菜に胡麻豆腐、秋の実、菊花、菊菜、茸、柿など、秋に食べたくなる食材がふんだんに使われ、旬を味わう喜びに満ちている。

「季節感や食材のバランスを意識するのはもちろん、例えば菊花などご家庭の食卓にはあまり上らない食材を使うのも私たちのおもてなしの一つだと考えています」

そんな藤井料理長のおもてなしはベーシックな和食に留まらず、今回は焼物「鰤鍬焼き」に現れた。この料理のルーツは畑仕事の合間に野鳥などを鍬の上に置いて焼いたこととされるが、そこにホテルオークラの魔法がかかると、はしりの鰤が陶板に乗り、色鮮やかな野菜とともに上品に供される。

「浜松はシティホテルが多くないので個人店もライバルです。だからこそ、うどん1杯から特別な会食まで、多彩なシーンで思い出していただける開かれた和食堂にしていきたい。そして、ホテルオークラのレストランに期待してお越しいただくお客様の期待に応えるこの仕事は、とてもやりがいがあります」。藤井料理長率いる和食堂・山里で出される完成度の高い料理には、ホテルオークラとしての誇りが詰まっている。

藤井 秀典(FUJII Hidenori)

浜松市出身、48歳。2015年7月、和食堂・山里料理長に就任。浜松にオークラが誕生した約20年前から和食厨房を支えてきた功績が認められ、浜松で初めて地元出身者の料理長が誕生した。

オークラ
アクトシティホテル浜松

音楽の街・浜松を象徴するようなハーモニカを模した外観のオークラアクトシティホテル浜松は、JR浜松駅に直結した45階建てのホテル。

浜松市中区板屋町111-2/053-459-0111
http://www.act-okura.co.jp/