グルメ

「地域一番店」を目指してつけ麺・ラーメンで勝負!!

(2018年11月29日号掲載)

「開店から10年後も営業しているお店はわずか1割」とも言われるほど厳しい飲食業界。森町でラーメン店を開業して16年経った今も行列をつくる店「7福神」でお話を伺いました。

7福神 森町本店 店長内藤 雅広さん(中)

株式会社7福神代表取締役。2002年9月に森町本店をオープン。独立開業を希望する人のみ正社員として雇用し、開業できるまでサポートしている。

7福神 壱 店長竹下 良介さん(左)

20歳の時、アルバイトからスタート。20代後半で本格的に独立を目指した。2016年より7福神 壱の店長を務める。来年1月に独立する。

麺屋 一 店長川波 一太郎さん(右)

40代後半で脱サラして内藤さんに弟子入り。今年12月7日(金)、袋井市に7福神の姉妹店として、麺屋 一をオープンする。

――内藤さんが森町でラーメン店を開業したのは2002年のこと。豚×鶏×和風だしのトリプルスープをベースに、5種類のラーメンでスタートしました。

自分の経験を活かし本気で
チャレンジする人を応援したい

7福神 森町本店店長 内藤

内藤
うちは豚、鶏、和風を一つの鍋でだしをとるのではなく、1種類ずつを何時間もかけて一番いい状態でスープを作り、最後に合わせるというスタイルです。手間はかかりますが、これが味の決め手になっています。
まずは5種類のラーメンで勝負して人気が出なかったら、奥の手として〈つけ麺〉を出そうとひそかに温めていました。結果、3カ月でつけ麺が登場。当時はつけ麺が全国的なブームになる前でしたから、県内でもまだ珍しく、ラーメン通の間で一気にうわさが広がりました。つけ麺は「7福神」の知名度を上げる絶好のきっかけになりました。
朝ラーで地域一番を目指す

7福神 壱店長 竹下

――そんなつけ麺人気店に二十歳で飛び込んだのが、竹下さんでした。アルバイトから始めて、20代後半には開業独立を真剣に考え始めたといいます。

竹下
正直に言うと、初めは気軽な気持ちでした。内藤さんのもとで働くうちに、つけ麺・ラーメンのおいしさや奥深さ、内藤さんの「お客さまも従業員も幸せにするんだ!」という強い信念に刺激を受けて「いつか自分もおいしいラーメンを提供する店を持ちたい」と夢を抱くようになりました。
2016年から浜松の7福神 壱を任されました。この店は、周辺でまだ少なかった「朝ラーメン(朝ラー)」を2014年の創業当時から開始。なじみのない朝ラーが定着するには時間が必要でした。常にメニューを進化させ、2〜3年かけて浸透し、現在では週末にも家族連れで利用してくれるようになりました。
今はわたしも結婚をして2児の父親です。来年の1月から、ついにこの店を引き継いで独立することになりました。地域一番店を目指し、家族にかっこいいオヤジの背中を見せたいと思っています。
内藤
ラーメン屋って、体力的にも時間的にも過酷なんです。竹下くんはまだ二十歳でしたから、周りの友だちはみんな遊んでいる時間も真面目にコツコツと仕事していたわけです。そんな彼が夢を持つようになった。当然応援したくなりますよね。これから7福神の味を超えて、さらに飛躍してほしいと願っています。
第二の人生をラーメンにかける

麺屋 一 店長 川波

――そして40代後半でサラリーマンを辞め、「ラーメン屋を開きたい!」と内藤さんのもとにやってきたのが川波さんでした。

川波
周りからは当然「うまくいくわけない」って、猛反対されましたね。でも内藤さんだけは、自分の決意を信じてくれて、快く何でも教えてくれたんです。本当に感謝しています。
内藤
たとえいくつになっても「人間の可能性」って、計り知れないと信じているんです。「独立して家族も従業員もお客さまも絶対幸せにするんだ」という強い決意があるのなら、それは応援したいですよね。
川波
いつも内藤さんに言われるんです。「自分の口から出る言葉のとおり未来が作られていくのだから、いつでも前向きに強気に」って。

――オープン20周年を目指している森町本店。7福神のこれからを聞きました。

内藤
この16年を振り返って、毎日店を開き続けることの難しさを痛感しています。納得のいく味を提供し続けるためには、自分の体調管理はもちろん、スタッフの雰囲気づくりも大事。うちは家内も店を手伝っていますから、夫婦げんかなんかしていたら店の雰囲気に関わります。これからも一日一日、ベストな状態でお店を開き続ける。来てくださるお客さまにおいしいラーメンを提供して幸せな気持ちになっていただく。その積み重ねですね。

(敬称略)

つけ麺だけでも7種類!
7福神(ふくじん) 森町本店

周智郡森町飯田町1867-1 / 0538-49-3627

営業/11:30~14:00、18:00~22:00(日曜日の夜は17:30~)

休み/火・水曜日の11:30~14:00

朝限定ラーメン
香鶏風月[かちょうふうげつ](名古屋コーチン)
7福神(ふくじん) 壱(いち)

浜松市東区小池町831 / 053-589-5007

営業/7:00~14:00(土・日曜日は7:00~17:00)

休み/火曜日、第3水曜日

12/7(金)OPEN!
麺屋 一(めんや いち) ichi

袋井市田町2丁目3-5 / 0538-24-8010

営業/11:30〜14:00、18:00〜22:00(土曜日のみ23:00まで営業)

休み/火曜日、第3水曜日

森町本店の人気ナンバー1「つけ麺しお」小780円~
平日限定で、麺を食べた後のつけだれを残しておじやにしてくれる「しあげのおじや」280円も人気。