グルメ

鈴木さん家のおやこクッキング

おいしいだしが決め手!わが家のお雑煮を作ろう

(2020年1月23日号掲載)

小学2年生と年中の男子2人が気軽にキッチンに立てるよう、面倒なことを極力省いたレシピで楽しむクッキング。新しい年の始まりは日本の伝統料理「お雑煮」にチャレンジ。といっても、煮るだけなので簡単ラクラク!

(ライター・鈴木詩乃)

だしをとってみよう

食べ始めたら止まらないヤツだー!
初めてかつお節からとった「だし」。どんな味がするかな?

お正月料理といえば「お年玉!」と元気よく返す子どもたち。あちゃ(笑)。今回は日本の伝統に触れるチャンスとお雑煮を作ることにしました。わが家はしょう油ベースのすまし汁仕立て。野菜と共に角餅を焼かずに煮る遠州定番(であろう)の雑煮です。学校でも正月についての授業があったようで「丸いお餅でみそ味のところやあんこが入ってるのもあるんだって」と、長男が弟にひそひそ。「お雑煮が甘いの!?」とびっくり顔の次男。「関東のおばあちゃんは、ほうれん草と小さく切った鶏肉を入れていたね」と母。全国津々浦々の雑煮談議に花が咲きました。

野菜と餅を煮るだけだと簡単なので、だしを取る作業を追加。普段だしパック派の母は、この機会にだしを知ってもらおうとかつお節を取り出します。「この前、市場で買ったヤツだ!」。先日、御前崎のなぶら市場に出かけた際、かつお節を削る実演を見て、その場で食べさせてもらった彼ら。カチコチのかつお節がふわっふわに削られていく様子と、プンプン漂う香りにすっかりとりこになったのでした。鍋に水を沸騰させて火を止め、どっさりのかつお節を投入...の前に、すでに食べているのはいつものことだけどちゃんと鍋に入れてよ(笑)。「かつお節が踊ってる!」と兄。「ぐちゃぐちゃだ。溶けたチョコみたい」と弟。「でもいいにお~い!」とふたり声がそろったところでだし汁をこすと、「キラキラしてレモネードっぽい。これがつゆになるの?」と半信半疑のようですが...なるんです!

切るのはまかせて

指を切らないように、外向きで挑戦
おいしくなぁ〜れ

野菜を切るのはお手のもの。水菜、白菜を長男、ニンジンを次男に切ってもらいました。楽勝と呟く長男には「ちょっと寝かせてそぐように切るんだよ」と一緒に包丁を持って白菜のそぎ切りを伝授。なんでそぎ切り?という彼に、早く煮えるし味も染みることを教えると、感心されることしばし。次男はピーラーでむいたニンジンの皮とにらめっこしていたかと思うと、パクリ!おいしくないと言いながらニンジンをザクザク。そういえば保育園で食育クッキングをした時に先生とみんなに「包丁上手~!」ってとてもほめてもらったそうで。やってきたかいがあったとほくそえむ母なのでした。

仕上げはだし汁に塩、しょう油、酒を足して野菜をぐつぐつ。火が通ってきたらお餅をどぼん。「びよ~ん!おいしそ~!」とふたり。さぁ、あったかいうちに食べよう。つゆまで飲み干した子どもたちは「おいしくできたからお年玉いっぱい入れてね」だって(笑)。

兄弟でこんな演技も。びっくりさせないで!
だしがらは手作りふりかけに!

だしをとった後のだしがらの水分を絞ってしょう油、みりん、酒をちょっと足して弱火で煎り、白ゴマを振ってふりかけの完成。冷蔵庫にあったしらすも入れてご飯のすすむ逸品に。無駄なく使い切りました。