グルメ

鈴木さん家のおやこクッキング

自分で育てた夏野菜を食べよう

(2020年8月6日号掲載)

今回小学3年と年長の兄弟が作った「夏野菜カレー」。いつもとひと味違うのは自分たちで育てた野菜をたっぷり使ったから。野菜の成長とクッキング、両方楽しめて一石二鳥です。(ライター・鈴木詩乃)

掘って植えて

初めての野菜づくり。いっぱい採れたね!

庭の隅にある放置したままの小さな畑。ここに夏野菜を植えて育てようと子どもたちと菜園を開くことにしました。ピーマンとナスがたくさん食べたいという長男と、オクラを独り占めしたいという次男の願望に応えてピーマン、ナス、オクラ、そして母の好きなミニトマトを植えることに。ちょっと前までナスもピーマンもオクラも敬遠していた彼らなのに...変われば変わるものです(笑)。

まずは畑を耕すところから。土をシャベルで掘り返したり、出てきた虫に驚いたり、完全に砂遊び感覚の彼ら。なんとか耕し終え、たい肥と石灰を混ぜて二週間置き、やっと苗の植え付けです。「掘った穴の中に優しく苗を置いてね」という指示に、弟は深く掘りすぎ「埋もれちゃった!」、兄は「植えるまでこんなにかかるなんて大変」と重労働を実感したよう。水やりが子どもたちの日課となりました。

大きくなぁれ

じょうろを取り合いながら朝晩のお世話を続けていると発見もいろいろ。植物の育ち方を習った長男が「本葉が増えてる」と観察し、次男は「葉っぱと花の形が全部違う!」と真剣な表情を見せます。時にはトラブルも発生。葉が虫に食べられて苦手な虫を退治するはめになったり、実を付け始めたトマトが強風で根元からボキっと折れて応急処置をしたり。それでも肥料をあげ(ばらまいた!?)枝切りをして(間違えて切っちゃったことも)頑張ったおかげで、葉は大きく、茎は太く長く、花が咲いて実がついて...ぐんぐん大きくなって収穫できるまでになりました。何も知らなかった彼らが、「育てる楽しさと大変さ」を経験しながら作った初めての野菜は「スリスリしたいぐらいかわいい♪」との感想(笑)。毎日のように少しずつ採れる野菜が楽しみで仕方ない兄弟。私には、うれしそうに畑を眺める子どもたちの笑顔も収穫でした。

採れたて野菜を食す

さっそくとれたて野菜の調理開始。素揚げにしてカレーにトッピングします。「買ってきたのよりぴちぴち、つやつや♥」と自分で採った野菜をザクザク切りながらおおはしゃぎ。子どもなりに新鮮さがわかるみたいです。カレーは豚ひき肉とみじん切りのタマネギを炒めてカットトマト1缶とコンソメを放りこみ、ぐつぐつ。仕上げにカレールウをいつもの半分ぐらい加えてサッと煮たら出来上がり。夏野菜を引き立てるようあっさりめに味付け、煮込み時間が少なく済むのもありがたい。「油でおぼれてる野菜ちゃん」を救出し、カレーの上に乗せていただきまーす!

6月27日/観察あ、小さな実がなってる
5月29日/苗の植え付け優しく土をかけます
5月15日/土作り畑を耕すって大変
7月18日/収穫収穫前にも野菜の成長を観察。葉っぱの形も花の形も全部違うね
夢中で食べる2人
育てた野菜をカット
大好きなオクラを収穫